自律神経の乱れって結局何が原因??   名古屋市天白区・整体・接骨院

「自律神経が不調になる原因と対策」  

名古屋市天白区・瑞穂区のみなさんこんにちは!

天白区、天白ゴルフすぐの そら整体院  

今日は最近多い「自律神経症状」についてお話ししますね。  

体調不良といった漠然とした症状、もしくは様々な症状があってもはっきりした器質的要因が伴わずに病名がつかない場合、医師は『自律神経失調症』と診断を下す場合があります。

 

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  • 『自律神経失調症』とはなんだろう?

 

自律神経とは自分ではコントロールできない、つまり自動的に働く神経のことで、活動をメインとする交感神経と休息をメインとする副交感神経の二つが、必要に応じて自動的に切り替わっています。

この自動切り替えがうまく行われない、交感神経と副交感神経のバランス=自律神経のバランスが乱れると『自律神経失調症』となるのです。

『自律神経失調症』は大きく4つのタイプに分かれます。その要因についてお話ししましょう。    

・本態性型自律神経失調症  

「本態性」という名の通り、生まれつき自律神経の働きが乱れやすいタイプです。

子どもの頃からすぐ吐いたり下痢をしやすい、自家中毒、環境が変わると眠れない等生まれつき自律神経が過敏なことから起こります。

ストレス等の心理的原因が引き金になることは少ない半面、自律神経が過敏な故にストレスに感じないようなことも無意識にストレスと感じて反応しやすいのかもしれません。

低血圧、虚弱体質、体力に自信がない人に多くみられます。    

 

・神経症型自律神経失調症

 

心理的なことや元来の性格から自律神経の働きが乱れやすいタイプです。

自分の体の不調に敏感な人がなりやすく、不調を気にしすぎるあまり些細なことに不安感を駆られることで、更にイライラとしたストレスや不調を募らせて症状を悪化させる傾向にあります。

 

気になったことへの固執・執着・依存が強く、気持ちの切り替えが下手なので、回復までに時間を要する場合が多いようです。

同じような心理的要因を持つ心身症型自律神経症とは違う点は、はっきりとした異常が見られず、 身体的な不調よりも心理的な要因が多くみられることです。

また、精神的な要因が見受けられる場合は神経症という診断を言い渡されます。  

 

・心身症型自律神経失調症

 感情の起伏や過度の疲労等、日常生活で蓄積されたストレスを無理やりにに抑制しようとすることから自律神経の働きが乱れるタイプの失調症で、約半数がこのタイプになります。

現れる症状やその重さが様々ですが、

 

・神経性胃炎(自律神経の乱れが胃酸の過剰分泌を促進)、

・過敏性腸症候群(腸蠕動運動の異常が起こり、腹痛を伴う慢性的な下痢や便秘を引き起こす)、

・メニエール病(ストレスが原因で内耳リンパ液に異常が生じ、めまい・耳鳴り・難聴が同時に起きる)、

・過呼吸症候群(過剰な精神的ストレスが引き金になって、突然浅く速い呼吸を繰り返すことで動悸や酸欠状態になる。 呼吸のしすぎで、血中の二酸化炭素が過度に増してめまい・手足のしびれや筋肉のこわばりなども引き起こす)など、身体に分かる症状が現れます。  

 

また、思春期や更年期、体が弱っている時は自律神経のバランスが乱れやすく、その変化が自律神経の働きに影響を与えるので、便秘やむくみ、のぼせなどの身体的症状が現れやすくなります。    

 

・抑うつ型自律神経失調症  

ストレスの慢性的な蓄積などで、無気力・意欲低下などうつ状態に陥るタイプです。

まじめで几帳面、自分に厳しく、自身のこだわりを持っている人がなりやすく、引越しや進学・就職・退職、家族との別離など、ライフスタイル・環境の変化や人生の節目に発症しやすいといわれています。

うつ病・うつ状態の境目は明白ではなく、慎重な診断が必要です。

抑うつ気分が体の症状に表れていると、抑うつ型自律神経失調症と判断されます。

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『自律神経失調症』に向かい合う為に

  『自律神経失調症』は心理的要因がきっかけになって自律神経バランスが崩れ、それから身体的要因へと変化していることが上記のタイプでお分かりいただけたでしょう。

逆を返せば、心理的要因を解消すれば身体的要因には至らない、それどころか自律神経のバランスは維持できるということになります。  

 

・失調症のタイプにより生活環境を整える必要がある  

精神的なストレスに強くなることが一番ですが、これができるなら『自律神経失調症』はなりません。

現時点でどうしても避けられないストレスはうまく付き合っていくことが大切です。

気長に考える、前向きに考える、楽観的にとらえる、自分に自信を持つ、問題を一人で抱え込まないなど、自分の内へと向けていたストレスを、外へベクトル方向を変える必要があります。  

 

・ライフスタイルにも注目して見直し・改善する 【生活】ペットボトルの水を飲む女性

 

昼夜逆転などの不規則な生活、慢性的な寝不足や不規則な食生活等の不摂生は生活のリズムを狂わせて、自律神経のバランスを乱す原因となります。

生活を構成する食事・睡眠・休養・労働(勉強)

 

・運動の5つを毎日規則正しく行うよう、ライフスタイルの見直しを行いましょう。

もちろん、夜更かし、夜型人間、子どもの頃からの不規則な生活習慣をすぐに変えることは難しいです。

しかし、人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイルは必ず自律神経を乱れさせますので、出来る範囲で少しずつ改善して行きましょう。  

夜間勤務など、やむを得ない場合もあるでしょう。

シフトが許す限り、日勤と夜勤間隔を一定に保つなど、自律神経のスイッチ切り替えがしやすい生活習慣を見つけましょう。    

 

・体質にも注目して見直し・改善する  

 

適度な運動は精神(感情)の調整・神経(外気に影響されず体温を一定に保つ=ホメオスタシス)の調整・内分泌の調整・免疫(病気の予防や治療)の調整が行いやすくなり、不調を改善することにつながります。

また、牛乳・チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、めざし・にぼし・干しエビなどの小魚、小松菜・ホウレン草・青梗菜などの青野菜はCaを多く含みます。 神経の緊張を鎮め、心理的イライラを抑えるカルシウム摂取を食事に取り入れることも体質改善につながります。  

 

また、音楽鑑賞、半身浴、アロマテラピーなど五感に働きかける治療法は、心理的イライラを鎮めてくれる効果があります。

ご自身が一番リラックスする方法や時間を見定め、有効利用しましょう。  

 

  • 第三者による改善方法

 

  身体的要因がきっかけになって自律神経バランスが崩れ、それから心理的要因へと変化していうこともあります。

例えば、猫背や膝関節症など骨格が傾くと体を支えようとして筋肉が踏ん張り、力を入れ続けることで緊張を強いられます。

慢性的な筋緊張があるために筋肉は休息したい時に休めず、ずっと活動し続けることになります。

つまり活動と休息の神経スイッチ=交感神経副交感神経の切り替えがうまくいかないということです。

 

神経のスイッチが入れ替わらないと自律神経コントロールができなくなり、自律神経失調症を引き起こします。

またはコントロールできないことがストレスになって『自律神経失調症』を引き起こしかねないのです。

 

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体のバランスがとれるようになれば神経のスイッチ切り替えも自動的に行われるようになり、自律神経が正常化すると共に、筋肉の収縮や血行状態がよくなるなど、全身のコンディションもよくなる傾向へとつながります。  

 

リハビリ・指圧やマッサージ・整体・鍼灸・ストレッチなどの理学療法活用も検討してみてはいかがですか?

もちろん、自律神経のバランスが正常化するのですから、身体的→心理的ばかりではなく、元来の心理的→身体的要因による『自律神経失調症』にも有効的です。  

(まとめ)

 

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心の問題です…症状が一人ひとり違うように、原因も一人ひとりちがうのですから、そうそう簡単には解消されないのは予想できてしまいます。

解消しようと努力すること自体がストレス=心理的要因になり変わってしまうこともあります。

ですが、最終手段としてはカウンセリングなどの加療もありますので、今が崖っぷちではありません。

 

心に余裕を持ち、頑張りすぎずに、出来るところからの変化を作っていくことが大切な一歩となりますよ。