40代から急増する股関節の痛みとは?

40代から急増する股関節の痛みとは?

young Japanese woman getting a chiropractic

 

名古屋市天白区・南区の皆様こんにちは! そら整体院です。

 

今日は40代以降の女性がなりやすい股関節の病気についてお話しします。

 

40代以降の女性が、股関節の病気になりやすい理由の一つに、女性ホルモンのバランスも関係しているといわれています。

 

股関節の痛みのおよそ9割が変形性股関節症といわれており、関節軟骨のすり減りが気になりだす40代以降に急増します。

初期の変形性股関節症では、保存療法をすすめられるケースが一般的で、物理療法や運動療法をはじめ、生活習慣の改善なども行われます。

 

さらに進行した痛みには注射治療や薬物療法など、複数の保存療法を、期間を決めて行います。

決めた時期までに痛みが改善せず、激しい痛みで日常生活に支障がでるようになると、手術療法を選択するケースもあるでしょう。

 

股関節の仕組みを正しく理解し、他の部分にも痛みを生じさせないように、早めに対策をしていきま。

 

 

股関節の仕組み

 

股関節を構成する骨盤のくぼみは寛骨臼といい、丸みを帯びた大腿骨頭を受け止め、関節軟骨で互いにぶつかり合わないように動かす役目を担います。

 

股関節を構成する骨盤の寛骨臼と大腿骨頭のバランスは、股関節を円滑に動かすためには欠かせないといわれています。

臼蓋形成不全は、大腿骨頭を受け止める寛骨臼が狭すぎることで、狭い範囲に負荷がかかり、力を分散させにくくなります。

 

さらに、寛骨臼が広すぎても大腿骨頭とぶつかりあうリスクが高くなります。

 

膝の曲げ伸ばしはもちろんのこと、動かずに立っている時でさえ、体重の3割ほどの負荷をかけ、さらに、片足で立つ時は体重の3倍を超える負荷がかかといわれています。

 

40代以降に股関節の痛みを訴える人の多くは、子供のころに臼蓋形成不全になり、年を重ねるごとに軟骨のすり減りや生活習慣も加わって、その症状が悪化するケースも多いようです。

変形性股関節症では、股関節を曲げた時や、足を伸ばした時に痛みを生じ、股関節の動きが悪くなります。

さらに、股関節の可動域が狭くなることで、歩行時に足が上手く上がらないと転倒のリスクも高まり、骨折してしまうケースもあります。

 

たかが股関節の痛みとはいえ、痛みを放置すると歩行困難になることもあります。早目に対処し、初期の段階での治療を心がけたいものです。

 

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腰痛や膝の痛みが股関節の痛みにつながる?

股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節で、人体の関節の中で最も大きい部分です。

 

また、股関節は、上半身と下半身をつなぐ重要な部分でもあり、歩く時の負荷は体重の10倍以上にもなるといわれています。

 

日常生活の中で歩く行為はかかせないもので、普段健康な人は無意識のうちに足を一歩ずつ前に進めて歩くことができます。

一方で、腰痛や膝など、体のどこかに痛みがあると、意識的に痛みをかばうように足を動かすようになります。

痛みがあり不自然な歩き方をしていると、左右均等に歩くことができなくなります。

左右差が生じると、どちらか一方の足に負担をかけ、さらにバランスをとろうとするため、体のねじれにつながり、より一層体全体のバランスを崩してしまいます。

 

股関節以外に腰痛や膝の痛みなどがある時は、生活習慣の改善も含めて治療を進めていく必要があります。

 

腰に負担をかける生活習慣の見直しや、膝や股関節に負担をかける和式スタイルの生活から様式スタイルへの改善が大事といわれています。

 

床に足を曲げて座る和式スタイルの生活は、股関節はもちろんのこと、膝関節にも負担をかけます。

 

様式スタイルへの改善を進めることで、変形性膝関節症の予防にもつながります。

また、体重コントロールは膝の痛みや股関節痛に深く関わり、常に体重を支え続けている膝や股関節への負担を軽減するには、欠かせないものです。

 

生活習慣病対策のためにも、適正体重を維持できるバランスのとれた食事も心がけましょうね。