Iさん 29歳 男性 名古屋市
<主訴>
腰痛
<症状の経緯>
Iさんは1年ほど前から腰痛があり、整形外科を受診したところ軽度の腰椎ヘルニアと診断されていたそうです。
その時は整形外科では施術されなかったので近くの整体に通っていて、腰痛は少し落ち着いていた。
しかし、仕事の関係でこちらに引っ越してきて、それからは施術は受けていなかったとのことでした。
最近になって痛みが増してきて、仕事でしゃがんだりする機会も多く、その時に激痛が出てしまう。
また、最近はじめたばかりのゴルフができなくなってしまい困っているとのこと。
特にゴルフのスイングをする時に一番痛みが強くなるそうです。
そこで、どこかいいところはないかと探していたところ当院に通われていた方の紹介で来院されました。
<検査>
腰痛がでているといっても腰自体に原因がないことがほとんどなので、今回は全身の検査をしてどこが腰に負担をかけているのかを見つけるために検査を行いました。
まずは、腰の可動域を見る検査を行いました。
腰の可動域は座位で両手を体の前で組んでいただいて左右に回旋させていくと左は45°右は30°で止まってしまう。
本来であれば両腰とも真横の90°まで動くのが正常可動域になるので、特に右の腰の動きは非常に悪くなってしまっている。
仰向けの状態で膝を立て、左右に倒すと左右ともに途中で止まってしまい、倒したときに腰からお尻にかけての痛みがあった。
本来であれば、膝を立てた状態で左右に倒すとベットにつくまで倒れるのが正常可動域なので、左右ともに倒す動きが非常に悪くなってしまっている。
<施術>
初回施術
最初は体液の循環(血液・リンパ液・脳脊髄液)を良くする施術を行いました。
この施術を行うことで腰を左右に動かすと先ほどは左が45°右が30°で止まっていた腰の動きが左右ともに70°まで動くようになった。
私の経験上、腰の症状の場合は足首に原因があることが多いので、今回は足首の施術を入れていきました。
この施術を行うことにより仰向けで膝を立てた状態で、左右に動かすと先ほどよりも左右に倒す動きが良くなり腰からお尻にあった痛みが軽減された。
体液の循環を良くすることによって、なぜ動きが良くなるのかという事と足首の硬さと腰痛の関係を説明して初回の施術は終了しました。
【施術2回目(初回から1日経過)】
初回の施術後に一時的に強い眠気があったがすぐにおさまり、その後は腰痛が少し良くなった気がしたと喜んでもらえました。
検査をすると腰を左右に動かすと70°まで動いていた。
ただ、足首の硬さに関しては1日経っただけで硬さが戻り始めてしまっている様子。
前回と同様に体液の循環をよくする施術と足首の硬さを取っていく施術を行っていく。
そうすると腰を左右に動かすと80°まで動いてくる。
足首の硬さに関しても施術後は硬さが取れた状態になった。
前回の施術後に強い眠気が出たことに関しては、当院の治療は循環を良くして体の回復力を高める施術になるので、体を回復するために一時的に強い眠気が出てしまうが、これも治療を続けていけば反応が出にくくなるという事を伝えていった。
そして、前回の施術からなぜ足首の硬さが戻ってしまうのかを説明して施術を終了しました。
【施術3回目(初回から5日経過)】
今回は以前よりも腰痛が良くなり、仕事中でも痛みがあまり気にならなかったとのこと。
検査すると腰は左右ともに70°まで動いた。
仰向けの状態で膝を立て、左右に動かすと左に動かしたときに、右のお尻に張り感があったが前回まであった痛みはなくなった。
足首の硬さに関しては、硬さが戻ってしまっている。
今回も体の循環を良くする施術と足首の硬さを取る施術を行った。
その施術を行うと左右の腰の動きが正常可動域である90°まで動くようになりました。
仰向けの状態で膝を立て、左右に動かすと左に動かしたときの右のお尻の張り感が解消された。
普段からお仕事でしゃがんだりすることが多く足首の負担が大きくなっているため、足首の硬さが戻りやすくなってしまっている。
なので、足首の硬さは毎回取っていく必要があるという事を説明した。
【施術4回目(初回から10日経過)】
3回目からの経過としては、最初の腰痛の強さを10だとすると今回は3まで落ち着いた。
ただお仕事の影響で足首の負担が大きくなり、5日間経つと足首の硬さが元に戻ってしまうため、今回は足首のストレッチを伝えていきました。
【施術5回目(初回から17日経過)】
前回の施術からの経過としては、最初の腰痛の強さを10だとすると今回は2まで落ち着いた。
足首の硬さに関しては、施術とストレッチを行う事によって硬さは取れてきているがまだ硬さが目立つので、もうひとつ別のストレッチを伝えていきました。
【施術6回目(初回から25日経過)】
前回からの経過としては、仕事中に痛みを感じることはなかったとのこと。
久しぶりにゴルフに行ったが、痛みが出ることはなくやることができたという事で、非常に喜んでいただくことができました。
ただ足首の硬さが戻りやすいという事もあり、再発しないようにするためにも足首の硬さを取っていく必要があるという事を伝えました。
今後、再発しにくい体にしていきたいという要望もあり、肩こりも気になるという事なので、このまま継続していくことになりました。
<今回の症状のまとめ>
今回の症状は、体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環の悪さと足首の硬さが原因になっていました。
Iさんは普段からお仕事で、立ったり座ったりを繰り返すことが多く日常的に足首に負担がかかっていました。
足首は地面からの衝撃を和らげるクッション機能があります。
足首が硬くなってしまうとそのクッション機能がうまく働かず、地面からの衝撃が膝や腰に直接きてしまうことにより、腰痛が出てしまうのです。
「腰痛がひどくてゴルフができなくなってしまっている・・・」
「腰痛があり、仕事にも支障がでている・・・」
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著作者
小谷 渓太
陸上でケガをしたことがきっかけでこの業界に進み、鍼灸の専門学校を卒業し国家資格を取得。
その後そら整体院に就職したくさんの患者さんのお体を診させていただき治療を行っている。勉強会などにも積極的に参加して、日々勉強と経験を積んで少しでも多くの患者さんの症状を改善させるためのスキルを磨いている。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。