《症例報告》ストレスが原因の辛い自律神経失調症が施術で改善

30代 女性 事務


主訴:自律神経失調症や肩のこり、倦怠感

 

概要

昔から首のこりはあったが、仕事を始めてから症状が強くなってきて、普段から湿布を貼っていないと辛い状態。

首から背中にかけては常にこっていて、何をするのも集中できずイライラしていた。リハビリはたまに受けていたが、その時だけ良くて直ぐ戻る。
約2週間前から頭がフワフワするような感覚が起こるようになり、階段等が不安定で降りられないような状態になった。

リハビリの先生からは自律神経失調症と言われている。
日常生活に支障が出るようになり、仕事も長期休みを取らざるをえない状態になった為、来院する。

 

検査

可動域検査 肩の外転は左右とも約110°のところで止まる。腰の回旋も約40°しか動かない。
首は左回旋で可動域の減少があり、回旋時に右首の前側が張る。右短下肢で骨盤の捩れが強い。
姿勢はかなり反り腰で首が前に出ている。

 

施術

1回目

頭痛とめまいが続いて全身のだるさがあり、体力が落ちていると考えられたので、体力を上げるために循環の調整を行う。

施術後、肩は正常可動域まで動くようになり、だるさも軽減された。
循環や骨格の調整をしていくことで自律神経も整ってくるので、症状は必ず改善していくことを説明して初回は終了。

 

2回目(2日後)

症状は最初の状態に戻っているとのこと。
可動域は初回の施術前よりも少し動く状態でキープ出来ている。

肩周りの状態に比べて腰の回旋は可動域があまり変化が無く、骨盤の捻れも戻りやすいので、2回目は循環の調整と骨盤の調整を行う。まだ正常な可動域までは動かないが、前回よりも腰の回旋は動きやすくなり、約50°まで回るようになった。

次回からも骨盤の調整はしていく。

 

3回目(3日後)

治療後は良かったが、パソコンを長く使っていたら、腰からお尻、脚にかけて痛みが出たとのこと。
フラつきも出て、過呼吸になった。

体の動きを見ると、前回よりも固さが出ている。
何かストレスになっていることがないか聞くと、仕事の人間関係でストレスを抱えているとのこと。

ストレスが原因で内臓疲労がおこり、自律神経の乱れにつながることもあることを説明して、前回と同じく循環の調整と骨盤の調整、今回は内臓の調整も行う。
肩はまた正常まで動くようになり、腰の回旋も約60°まで回るようになった。
不安に思うことがあったら、よかったら聞かせて下さいと伝えて終了。

 

4回目(3日後)

施術の日は良いが、その後の症状は1日の中で波があるそうで、首だけはいつも痛いが頭痛等の他の症状は出たり出なかったり。
職場の不安要素は沢山あるそうで、職場に戻るには不安しかないと言っていた。
やはり内臓は固さが出ていて、可動域も戻ってしまっていた。

前回と同様の施術を行う。

 

5回目(4日後)

頭痛や背中の痛みが強く出ていたが、職場の上司に退職を考えていることを伝えたら少しスッキリしたそう。
翌日から少し症状が落ち着いたとのこと。

前回と同様の施術を行う。

 

6回目(3日後)

雨が降る前はめまいの様な症状と背中の痛みが出たが、それ以外は良かったとのこと。
首の痛みは学生の頃からなのでなかなか消えないが、他の症状は落ち着いてきた。

前回と同様の施術を行う。

 

7回目(4日後)

職場の人と今後について話し合いをしていて、疲れてくると頭痛が出る。
でも全体的な症状は落ち着いてきた。
背中も少し良いとのこと。

内臓の固さはまだあるので、同様の施術を行う。

その後も、週2回施術をしていって、1ヶ月経つ頃には10年近く毎日首に貼っていた湿布をしなくても大丈夫になってきた。

症状が落ち着いてきたので、仕事に復帰する事が決まったとのこと。
この頃から、背骨の調整も入れ始め、腰の回旋はより動きが良くなってきた。
1ヶ月後の仕事復帰の日まで、多少症状の波があったが、体の状態が大きく崩れることは無かった。

初診時から2ヶ月後、1日4時間から仕事に復帰し、暫くは症状が崩れてフラつきや頭痛、首の痛みが強く出る事があった。
それも1ヶ月程で落ち着き、初診から3ヶ月後には1日8時間の勤務に戻る事が出来た。
本人も不安なく仕事に戻る事が出来て良かったと喜んでいる。

まだ仕事が忙しくなると、緊張が強くなって頭痛や首の痛みが出る事があるが、このまま治療を続けていけば、そういった症状も出なくなっていくでしょう。

 

解説

日本人はストレスを抱えやすいといわれますよね。
ストレスが体の痛みや不調の原因になっていることって、思っているより沢山あります。

今回のケースでも、ストレスから内臓疲労が起こり、姿勢も崩れてきたことで骨格も捻れてしまっていて、自律神経の乱れにつながっていました。
内臓の固さと、骨盤等に捩れが出ていたことで症状が出ていたので、内臓の硬さを取り、骨格の調整をしていったことで症状が改善していったと思います。

彼女の場合は、職場での人間関係や仕事へのプレッシャーで転職も考えていたので、仕事のことを考える度に症状が強く出ていたことも考えると、不満や不安を吐き出す場所が出来たことも、改善した要因の1つになっていたかもしれませんね。

真面目さや我慢って日本人の良いところですよね。
でも、それが自律神経とか内臓疲労になるって想像出来ますか?
それによって症状が出てるかもしれないっていうのも、イメージしにくいと思います。
体のことで困ったことがあれば、一度相談してみて下さい。
意外な原因が見つかって、体が楽になるかもしれませんよ!

原因不明の症状でお困りの方は、是非一度ご相談下さいね。
今なら初回限定64%OFFの3,000円自律神経失調症の施術を行っておりますので、
肩や首の痛み、倦怠感等でお悩みの方は是非お気軽にご来店ください。

自律神経失調症の施術についてはこちら

著作者
神谷千景

そら整体院の施術スタッフ。
整体の業界歴6年目。
勉強会で技術を高め、健康知識について学び、
「1人でも多くの方を心身ともに健康に!」という想いで
日々の施術に取り組んでいる。