腰痛と脊柱管狭窄症の関係とは?

腰痛と脊柱管狭窄症の関係

腰痛

脊柱管狭窄症という言葉はお聞きになった事はありますか?

腰痛がひどいと、電車の中で立っているのもつらく、席が空いたらすぐに座ってしまいがちです。

友人と待ち合わせをしている間ですら腰が気になり、イライラすることもあるのではないでしょうか?

 

でも、実は以外に立っている時よりも、椅子に座っている時の方が腰に負担をかけてしまうのです。

 

猫背や椅子にもたれかかる座り方はもってのほかで、立っている時の2.5倍以上の負荷がかかるといわれています。

 

また、腰痛になりやすい姿勢は、同じ姿勢を継続する作業やデスクワーク、腰を屈曲させ、物を持ち運びする仕事をしている人だけに限りません。

 

日常の中でも前かがみになる作業は多く、腰に全く負担をかけないということは不可能ともいえるでしょう。

 

 

 

脊柱管狭窄症とは

椎間板ヘルニアと混同しがちな脊柱管狭窄症ですが、

若い人でも発症する椎間板ヘルニアと比べて中高年に多いといわれており、加齢により水分が減少した椎間板が変形し、脊柱管という神経の通り道を狭めることで神経を圧迫します。

 

また、症状が悪化すると、背骨全体が変形してしまうこともあり、長い年月をかけてゆっくりと進行する傾向があります。

 

一気に症状が悪化することがないため、保存療法(手術を用いない治療)を用いることが多く、症状はつらいこともあるけど、生活にさほど支障がないという場合は、手術をしないという選択をする人も多いですね。

 

保存療法を行う場合は、定期的に専門家の意見を聞いていくことが、他の病の併発を見逃さない為にも重要となります。

 

また、勝手に治ったと思い込み、保存療法を途中でやめないことが、再発を防ぐポイントとです。

一時的に症状が緩和したことを完治したと思い込み、もとの生活に戻ってしまうことで、また再発し、1から治療をやり直しというケースもよくあります。

 

自己療法では、症状の悪化に気付きにくく、痛みがあると家に閉じこもりがちになり、将来寝たきりになるリスクが高くなるロコモティブシンドローム(ここ数年でよく言われるようになりましたね)にもなりかねません。

 

脊柱管狭窄症を正しく理解して、適切な治療を行わなければ、徐々に筋力が衰え、運動機能が低下することで、日常生活に支障がでる可能性もあります。

 

ロコモティブシンドロームの予防法は下半身の筋力をつけること、そして、脊柱管狭窄症の予防も筋力を維持することが重要です。

 

筋力を維持するための運動は、長時間行わなくても、自分の出来ることから少しずつはじめていくといいですね。

 

スポーツクラブなどに行き、話ができる仲間を作ることで、腰痛の原因ともなるストレスの解消にも役立ちます。

 

また、多忙な人は休みの日に1日中ジムで運動などと、一気に多くの量をこなすよりも、体をほぐすことをメインにし、無理のないメニューを組み立て、ケガのないようにしたいものです。

 

そして、長時間の運動をまとめて行うよりも、1日10分でも、軽い運動を数回に分けて継続して行っても、合計時間に対する運動量は変わらないといわれています。

自分の出来る範囲で無理なく行う事こそ、長続きするコツともいえるでしょう。

 

脊柱管狭窄症の症状

 

脊柱管は脳からつながる脊髄が通る管で、何らかの理由で脊柱管が狭くなると、神経を刺激し血管などを圧迫し、下肢に神経障害が生じてしまいます。

脊柱管狭窄症には主に次のような症状があります。

 

・腰を後ろにそらすと痛みが生じる

・前かがみになると症状が緩和する

・下肢のしびれや痛みがある

・残尿感がある

・歩行障害がある

・足の裏が痛く、つま先をあげるとしびれる

・歩くよりも自転車に乗る方が楽

・夜中でも痛みが生じることがある

 

など、多岐にわたり症状がでてきます。

脊柱管狭窄症はただの腰痛とは違うので、症状の出方には十分注意しましょう。

 

次回はまた脊柱管狭窄症について詳しくお伝えしますね。

 

 

腰痛やその他お体の痛み、不調でお悩みの方はいつでもご相談くださいね。

名古屋市天白区福池1丁目302 そら整体院

℡ 052-853-9062

 

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