喉の違和感は身体が発する危険サイン!疑うべき“3つの病気”

こんにちは。

名古屋市天白区のそら整体院の宮田です。

患者さんとの問診でたまに「喉に違和感がある」と訴える方がいらっしゃいます。

日ごろから意識している人は少ないと思いますが、喉は私たちの当たり前の生活を支えるために、毎日フル稼働しています。

呼吸するとき・食事のとき・声を出すとき、などなど。

喉が健全な状態であるからこそ、私たちは何の不便もなく日常生活が遅れていると言っても過言ではありません。

しかし、これは裏を返せば、喉の調子に違和感があるということは、「日常生活に影響するような何らかの異変が身体に起きている」ということになります。

では具体的に、喉に違和感や不調があるとき、私たちの身体には何が起こっているのでしょうか。

可能性のある、3つの病気について説明していきます。

【生活】つらそうに横たわる女性 

◆喉の違和感が知らせる“3つの病気”とは?

 

・食道がん

ご存じのとおり、食道と喉は繋がっていて、密接な関係にあります。

飲食物は、口から喉、喉から食道、食道から胃へと運ばれていきます。

喉に異物感を生じるときは、喉と胃の中継地点でもあるこの食道が、がんに侵されている可能性があります。

食道にできたがんが喉を圧迫していることによる違和感です。

食道がんになる主な原因は、お酒・タバコ・刺激物(辛い・熱い食べ物)、などが代表的です。

喉の違和感が長い期間治まらず、これらの習慣を日常的に続けているという人は、食道がんも1つの可能性として疑うべきかもしれません。

「自分ががんになんてなるわけない!」という慢心がもっとも危険ですので、定期的な受診を心がけましょう。

 

・逆流性食道炎

見るからに危険そうな病気ですが、この逆流性食道炎は胃の病気です。

胃が食べ物を分解するために出す、胃酸と胃液が、酸への抵抗が少ない食道に逆流してしまうことで、炎症を起こします。

食べ物を胃に送るための“下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)”の機能が、ストレスや老化によって低下することが、逆流の原因だと言われています。

炎症を起こすと、食道の機能が低下するとともに、“腫れ”という異物が生まれるので、喉が圧迫されるような不調を感じることになります。

具体的な症状としては、痛み・腫れ・呼吸不順・酸っぱい液が出る、などがあります。

 

・外からのウイルスによる風邪

喉の不調を感じた時に比較的多い原因は、やはり風邪によるものです。ウイルス・細菌により喉が炎症を起こし、風邪を引き起こします。喉の痛み、体調不良(発熱・吐き気・倦怠感など)が同時期に起こった場合は、まず一番に風邪の可能性を疑うべきでしょう。

 eakon_samui

・その他の原因

肉体的・精神的な疲労やストレスなど、ささいなことも喉の調子に影響することがあります。呼吸が詰まる・飲食物が飲み込みづらいという症状を起こす、“ヒステリー球”と呼ばれる病気は、精神的ストレスが大きな原因とされています。

 

こうしたストレスを少しでも抑える為には体の調子を普段から整え、リラックスする時間をもつことが大切です。

また、エアコンの効いた部屋に長時間いる人も、乾燥から雑菌が喉に付着しやすい状態になるため、喉に悪影響が表れやすいです。

 

◆まとめ

いかがでしたでしょうか?喉は身体の入り口であるだけに、早い段階で身体の様々な不調を知らせてくれる器官です。1週間程度様子を見ても治る気配がない場合は、病院への受診をおススメします。

手洗い・うがいなど、基本的な予防策を毎日心がけるとともに、喉や胃に負担をかけるような生活習慣を避けることが大切です。

こうした喉を守るための習慣が、身体全体の健康を保つことにつながっていくのです。