肩こり予防と対策
肩こりは根本的に改善しないとなかなか治らず、一度治ってもまた再発してしまうことも多い症状です。
その理由の一つは改善できない生活習慣にあるといわれていますが、中でも睡眠不足は体の疲れを十分取ることができない上に、精神的にも疲労が蓄積され、肩こりには大敵といえるでしょう。
睡眠中に歯ぎしりや、怖い夢をよくみる、朝から肩こりや頭痛に悩まされる、午後4時ごろに眠気や体のだるさがあるなど、思い当たることはありませんか?
睡眠と食事と肩こりの関係性
睡眠の質の低下は、肩こりはもちろんのこと、日中の体調不良にもつながります。
ちょっと専門用語になってしまいますが、
睡眠中に低血糖の状態になると、血糖値を上げようと、体を興奮させるホルモンを分泌し、交感神経が優位になるといわれています。
交感神経が優位になると睡眠の質が低下し、熟睡ができなくなってしまいます。
副交感神経が優位になるストレッチやマッサージ、快適な寝具も必要ですが、睡眠時に血糖値が急降下しないよう、食生活の見直しも必要です。
肩こりを予防する為には冷え性予防に加え、食事で鉄分を摂取し、血糖値のコントロールも考えておきたいものです。
睡眠時の低血糖を防ぐには日中の血糖値の急激な変動を避けると良いといわれています。
寝る前に食事をすると睡眠中の低血糖のリスクが高くなり、肩こりのためにもできるだけ寝る前は控えたほうがいいですね。
それでもどうしてもおなかがすいてしまう日には糖質が少なめで、ある程度満足感があり、安眠効果が期待できるチーズやホットミルクがおすすめです。
健康診断では正常値でも隠れ低血糖ということもあります。今は自覚症状がないという人も、より上質な睡眠で快適な毎日を過ごすために、いつもの食事を見直してみましょう◎
肩こり予防の食事
日中の血糖値の急激な変動を避け、睡眠中の低血糖を防ぐには、食事で血糖値をコントロールすることが大事です。肩こり予防の食事をチェックしてみましょう。
・糖質をなるべく抑える
・大豆などの良質なたんぱく質を3食まんべんなく摂る
・ゆっくりかんで食べる
・白米より玄米を食べる
・酢の物を一緒に摂取し、消化吸収を遅らせる
女性ホルモンのバランスを整え、美容にも良い大豆は、タンパク質はもちろんのこと食物繊維やミネラルも含まれています。
肩こりの原因にもなるストレスに強い体を保つためにも、ぜひ取り入れたい食材です。大豆を煮た料理や、納豆などを毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?
普段そのまま食べることが多い納豆をアレンジしたレシピをご紹介します。
材料1人分
・納豆1パック
・とろけるチーズ1枚
・食パン1枚
・マヨネーズ
1、食パンにマヨネーズを適量塗ります。
2、食パンにマヨネーズ適量を混ぜた納豆、とろけるチーズをのせます。
3、オーブンで焦げ目がつくまで焼きます。
お好みで刻みのりを散らすのもおすすめです。カロリーが気になる人はマヨネーズやチーズの量を減らすなど、調節して試してみてください。
血流を良くする食事
肩こり予防には、血流を良くすることも忘れてはいけません。
鉄分をバランスよく摂取することで、貧血予防にもなる日本の家庭料理の定番のひじき煮をご紹介します。
生のひじきを使うと戻す時間も短縮できて、手軽に調理できます。
材料
・生のひじき1パック
・煮大豆2分の1カップ
・にんじん2分の1本
・油揚げ1枚
・みりん、しょうゆ各大さじ1
・だし汁100ml
1、にんじんを千切りにし、油揚げは食べやすい大きさに切っておきます。
2、にんじんを炒め、軽く火を通します。
3、にんじんに軽く火が通ったらひじきを入れて炒め、油揚げを入れます。
4、だし汁、みりん、しょうゆを入れて煮詰めます。
甘みが足りない場合は砂糖をお好みで足してください。
だし汁は麺つゆでも代用できます。麺つゆを使う場合はしょうゆの量を減らして試してみてください。
以上のように、あなたの体を作るのは口から入った物でしかできません。
「最近なんか不調だな」とか「最近しんどいな」という事がありましたら、ぜひ食生活をみなおしてみてくださいね。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。