頭痛の種類 ~その2~

今日は前日の続きで頭痛の種類についてです。

あてはまるかも・・・と思われる方は注意してくださいね。

 

では群発性頭痛と呼ばれるものの特徴をあげてみます。

 

・眼の奥が激しく痛む

・夜間寝ている間に発症することが多い

・目が充血し、涙が出る

・激しい痛みが15分から長くて数時間続く

・数週間毎日のように継続して発症する

・症状がおさまると半年から数年後にまた発症する

 

また、群発頭痛は飲酒により症状が悪化する場合もあります。症状が継続している間はアルコールを控え、山登りや飛行機など気圧の低い環境は避けるようにするとよいですね。

 

混合型頭痛

慢性的な頭痛の症状を見比べても、一定の頭痛のカテゴリーだけに留まらず、複数の頭痛に当てはまる場合は混合型の可能性もあります。

 

どの慢性的な頭痛の特徴にもあてはまらない症状がある場合は、複数の慢性的な頭痛の症状が重なって、症状が見えにくくなっているのかもしれません。

 

複雑な症状の場合、自己判断で市販薬をあれこれと試していると、薬が効きにくくなり、より症状の悪化につながることもあります。

そのような中、医師の診断を受ける際にも役立つのが、頭痛が起きる時間帯や痛み、症状などの詳細をメモに残すこと。

自分自身にしかわからない頭痛の痛みや症状を、客観的に記録しておくことで、治療を受ける際も役立ちます。

 

頭痛を引き起こす要因は直前の飲食や出来事に限らず、数時間前、2日前の行動でさえ頭痛を引き起こす引き金となることもあります。

 

2日前に食べた添加物入りの食品と、数時間前に起きた仕事上のトラブルが引き金となるなど、要因は一つとは限らないからです。

 

考えられる要因を洗い出していく作業は、ライフスタイルを客観的に見直す機会にもなります。

 

1、2か月継続するとより効果的で、頭痛のパターンがわかってくると、頭痛が起きそうな状況をあらかじめ予測でき、頭痛の要因に遭遇した時でも慌てず対処できるため、安心感にもつながりますね。

午前、昼、夕、夜で頭痛が起きた時間帯はもちろんのこと、行動などの詳細も書き留めておきましょう。ちょっとたいへんですがやってみる価値はあります。

 

・頭痛が起きた時の引き金となるような行動や飲食

・痛みの強さ

・痛みの場所やどのように痛むか

・痛みが起こっている時に起こる他の症状や体の異変

・どのくらいで痛みがおさまったか

・痛みがおさまり、どのくらい期間でまた発症するか

 

また、市販薬を使用している人は、どのくらいの量を飲み続けているか、意外に把握していない人も多いようです。

市販薬を飲んだタイミングや市販薬を飲んだ期間も書き留めておくとよいでしょう。

ただし注意しないといけないのは、

頭痛薬は医師の診断なく長期にわたって基準以上に服用するなど、誤った飲み方をすると、より頭痛を頻繁に引き起こす引き金となります。

ちなみに病院から出される頭痛薬も飲みすぎると頭痛の頻度は逆にあがったりしますね。

 

また、鎮静剤を長期にわたって服用すると、薬が効かなくなり、より頭痛がひどくなる悪循環に陥ってしまいます。

 

1週間に4日以上、1か月以上鎮痛剤などの頭痛薬を服用している場合は使用を一旦中止し、今までにどの程度服用したか、薬の名称や期間など詳細を書きとめたうえで専門家に相談するとよいですね。

 

専門家の意見を取り入れながら、自分の頭痛を客観的にみることができると、頭痛の種類や薬を飲むタイミングなどのリズムがつかめてきます。

 

正しい治療を行うと頭痛の回数が減り、痛みがおさまってくるなど、変化がではじめます。

 

そのような中、いつもと違う頭痛の症状が生じた場合や睡眠時に頭痛のため起きてしまうなど、気になる症状がある場合は、別の手段が必要になっているサインです。症状が重くなる前に受診し、早期に治療をするとよいでしょう。

 

当院にも頭痛で苦しんでいる方が多数いらっしゃいます。もしあなたが頭痛でお悩みであればいつでもご相談くださいね。