<症例報告>1日に2時間しか眠れない自律神経失調症による不眠が2カ月の施術で改善された70代男性の症例報告

Aさん 70歳 男性 南区

 

<主訴>

自律神経失調症による不眠

<症状の経緯>

1年くらい前、普段から仕事による精神的なストレスがある状態で今までやっていなかった洗濯や料理などをやらなければいけなくなり、ストレスが増して眠れなくなってしまった。

今までは8時間眠れていたが、眠れなくなってからは2時間しか眠れていないとのこと。

 

不眠がひどくなってから睡眠外来に行き自律神経失調症と診断され、処方された睡眠薬を飲んでいた。

睡眠薬を飲み続けていたら悪夢が出るようになりさらに眠れなくなってしまいどんどん眠れなくなってしまうのではないかという不安な気持ちを感じながら生活しているとのこと。

このままだと本当に眠れなくなってしまうと思っていた時にホームページを見て来院されました。

<検査>

右首の可動域は正面を向いた状態をスタートに右に回そうとすると30°くらいで痛みが出て動きが止まる。

 

 

<施術>

初回施術

最初は体液の循環(血液・リンパ液・脳脊髄液)を良くする施術を行いました。

この施術を行うことで右首の角度が45°まで動き、30°での痛みはこの時点で感じなくなる。

体液の循環を良くするだけで、自律神経失調症による不眠がなぜ改善するのかを説明をして初回の施術は終了しました。

 

 

施術2回目(初回から3日経過)

初回の施術から2日間は1日に3時間は眠れたと喜んでもらえました。

薬を飲んでも不眠が全く改善されなくて不安だったが少し眠れて安心できた。

ただ、3日後から2時間しか眠れなくなっているとのこと。

 

検査をすると右首の可動域は45°まで動き、30°くらいでの痛みは出てこなかった。

前回と同様に体液の循環をよくする施術を行っていく。

そうすると50°で動きは止まるものの痛みは感じなくなる。

 

そして、前回の施術から、なぜ良くなった状態が維持できないかを説明して施術を終了しました。

 

 

 【施術3回目(初回から6日経過)

施術した次の日は34時間眠れたけど2日目以降は2時間しか眠れていない。

検査すると右首は50°まで動き、痛みは感じない。

 

今回はいつもと同じ施術に肝臓周りの硬さをとる施術も加える。

その施術を行うと右首の可動域が65°まで動くようになりました。

 

このように首だけの問題ではなく、肝臓が硬くなることが原因で症状がでることに驚かれていました。

肝臓は体にストレスがかかった時に激しい体の疲労に備えて体の栄養分を作る働きをしています。

ただストレスがかかり続けてしまうと栄養分を作り切れなくなってしまい、肝臓が硬くなってしまうのです。

 

肝臓が硬くなってしまうと疲労が溜まって、体が常に緊張してしまいます。

そうすると自律神経のバランスが乱れてしまい不眠につながります。

【施術6回目(初回から21日経過)

施術後から毎日6時間程度は眠れていて、1日だけ一度も起きずに8時間ぐっすり眠れた。

悪夢を見ることがなくなったとのこと。

 

8時間眠れる状態を維持するために睡眠の質を上げるための入浴法をお伝えして施術は終わりました。

 

 

 【施術11回目(初回から50日経過)

前回から1度起きてしまうときもあるがほとんど毎日8時間眠れているとのこと。

悪夢も全く見ない。

来院された時の症状は改善したとのことでした。

 

しかし、右首の可動域は70°ほどで、正常な可動域は90°(鼻が肩のライン)まで動くのでまだ完全に良くなっているわけではないということをお伝えしました。

本人も前ほど睡眠のことは気にならなくなってきたけど、もっと睡眠の質を上げていきたいという要望もあり、このまま継続していくことになりました。

 

 

<今回の症状のまとめ>

今回の症状は、体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環の悪さと肝臓の硬さが原因になっていました。

Aさんは1年前から急に家事や料理などの作業を全て自分でやらないといけなくなって元々あったストレスがもっと増して、自律神経のバランスが乱れていて肝臓の負担が大きい生活でした。

肝臓の負担が大きくなると肝臓周りの硬さから全身の硬さにつながり、体が常に緊張してしまって自律神経のバランスが乱れてしまいます。

自律神経のバランスが乱れてしまうことで不眠になってしまうのです。

 

「不眠が薬を飲んでも良くならない・・・」

「自律神経のバランスが乱れて眠れない・・・」

などでお困りの方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡ください!!

 

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著作者

大江 祐輔

 

13歳の時に野球で腰を痛めて整形外科や接骨院で治らなかった痛みが整体を受けて治ったことに心から感動をし、治療家を志す。

治療家を志してからは鍼灸の専門学校を卒業し、鍼灸の国家資格を取得。

国家資格を取得後は接骨院・鍼灸院、カイロプラクティック院での臨床経験を経て現在に至る。