冷え性の原因と対処療法
名古屋市天白区・瑞穂区のみなさんこんにちは!天白区、天白ゴルフすぐのそら整体院です。
今日は女性の天敵とも言える「冷え性」についてのお話をしますね。
「私、『冷え性』かもしれない…。」 そう思ったことはありませんか?
女性の半数は『冷え性』との認識があります。
隠れ『冷え性』や『冷え性』と気がついていない方も含めたら、その数およそ7~8割ともいわれています。
『冷え性』人口は『便秘症』人口と熾烈なワースト1位を争っている辛い症状といっても過言ではありません。
●『冷え性とは』=血行障害
『冷え性』とは季節に関係なく、手足・腰部・腹部・背部・肩など特定の部位に冷えを生じる症状のことで、特に冷えやすいのが心臓から離れている手足となっています。
心臓から新鮮な血液を全身に送っているのですが、心臓近くにある内臓や太い血管に比べ、体の末端の手足までは遠く時間がかかる上に、毛細血管(なんと地球2周分の長さに、7/1000mmの細さ!実に髪の毛の1/14の細さ) で血流が滞り、血行障害=『冷え性』が起こりやすくなるのです。
全身では寒さを感じないのに、手や足などの部分的に冷えを感じるのはこのせいです。
●『冷え性』の症状と改善策
・自律神経の乱れ 体温調整は自律神経を介して行われます。
ところが、自律神経はストレスや疲労・寝不足など日常生活の影響を直に受けて、乱れやすいという弱点があります。
自律神経の乱れは体温調整を困難にし、血流コントロールが崩れて血行が滞った結果、血行障害が起こり、『冷え性』へと発展していきます。 また、ホルモンの変動に伴って自律神経のバランスは乱れます。
女性は月1回の月経がありますので基本的に崩しやすい体質です。
以前は何でもなかったのに、更年期で顔がほてったりフラッシュバックが起きたりするのに、手足など末端だけが冷える…という症状が出ます。
これは顔や上半身ばかり熱く感じる冷えのぼせという『冷え性』の一種で、下半身に行くはずの血液が上半身に集中して心臓や脳に負担がかかるので、とても危険な『冷え性』ともいえます。
対して、手足が熱く感じる症状も『冷え性』の一種で、 本人の『冷え性』自覚がなく、暑いからと手足を冷やしてしまうので『冷え症』が進行してしまい、隠れ『冷え性』と呼ばれています。
自律神経を整えるためには、睡眠をしっかりとって、疲労を取り除くといった規則正しい生活を心がけましょう。
シャワーのみではなく、毎日湯船につかることで、体を芯から温めると共に自律神経を穏やかに安定させることもできます。
その時のお湯の温度は少し熱く感じる程度がベスト。
熱すぎると神経が刺激されて高ぶってしいますし、体表だけが温まるだけで体の芯が温まる前にのぼせてしまいます。
・栄養障害
現代人にありがちなファーストフードやジャンクフードなど、塩分や脂質、炭水化物の過剰摂取、タンパク質・ビタミン・ミネラルの摂取不足、過度や間違ったダイエットでは栄養バランスが崩れ、血流障害が起こります。
これは栄養不足によって 血液の成分である赤血球が柔軟性を失って硬くなる。
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増加した赤血球はお互い結合しあうことで血液はドロドロとした形状で詰まりやすいものになる。
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毛細血管を通過できずに留まり、血流速度は遅くなる。
からです。
水分不足やアルコール過剰摂取・喫煙でも同様に抹消血管が収縮します。
これによって血流が阻害されることで『冷え性』となりますね。
また、鉄欠乏性貧血は酸素運搬を担う赤血球自体が少なく、全身に十分な酸素を運搬することが出来ずに熱燃焼が行われなくなることから、体を温めることができなくなります。
バランス良い食事を心がけ、偏食や過度の飲酒・喫煙を控えましょう。
体を温めて血行を促す食生活(豆類・チーズなどの乳製品・ごま油・タマネギ・カフェインなど)も摂取して行きましょう。
現代は一年中通していろいろな野菜や果物が店頭に並んでいます。
しかし、季節外れの野菜や果物は体にとっては有毒にもなります。
例えば、夏野菜は水分が多く、体を冷やす作用があるので、冬に食してしまうのが逆効果となります。
夏でも摂りすぎには注意した方がいいですね。
・筋力低下
筋肉は収縮することで血液を送り出す重要な役割を果たしています。
ですから筋力低下は血液を送り出す力が弱まり、血行障害を引き起こします。
寒いからと重ね着することやサイズの合わない下着などで体を締め付けてしまうこと、猫背等の体に負担がかかる姿勢やデスクワークといった不動姿勢を長時間取り続けることも筋肉の動きを制限するので、血行が鈍くなります。
血行不良が筋肉を緊張させてしまい、硬くこわばる状態が続いて更に血行障害が起こるといった悪循環も招き、『冷え性』へと発展します。
血行障害が進行すれば首・肩・腰への痛みを感じ始め、脳神経も圧迫されて頭痛・片頭痛が、三半器官の血流不良で耳鳴りまで引き起こすこともあります。
また、『冷え性』は下半身に多く見られることから、子宮や卵巣といった下半身の臓器は影響を受けやすく、子宮の収縮が困難になり、経血の圧し出しに伴ってプロスタグラジンというホルモンが過剰分泌されて重たい生理痛、月経不順や不妊状態を招きます。
妊娠出来ても胎児は血流の良い温かな子宮内で育つことができず、流産の危険が増すといった臨床結果もあります。
筋力低下は、適度な運動や筋トレをすることで予防しましょう。
運動で筋肉を使えば血液の流れは活発化し、更に運動することで体も温まります。
皮下脂肪には熱を通しにくい半面で一旦冷えると温まりにくい性質があり、男性に比べて皮下脂肪が厚く、血流の多い筋肉が少ない女性は『冷え性』になりやすいのですが、『冷え症』になる男性も少なくありません。
逆を返せば、皮下脂肪を薄くし、筋肉を増やせば、『冷え性』にはなりにくくなるというわけです。
脂肪を減らして筋肉を増やす…運動や筋トレが一番手っ取り早い方法ではないでしょうか?
また、長時間筋肉を緊張状態を強いることもやめて、たまに背延びやストレッチをしましょう。
長時間クーラーのきいた室内にいることも、寒さに対して体に力を入れてしまい筋肉が強張ります。
カーディガンか膝かけを使用することは冷えを直接受けないようにすると共に体が強張るのを防いでくれます。
●リハビリ・指圧やマッサージ・整体・鍼灸・ストレッチなどの理学療法活用
猫背や側弯症といった姿勢や脊柱管狭窄症や頸椎症といった歪みは筋肉や神経を圧迫します。
骨格が傾くと体を支えようとして筋肉が踏ん張り、力を入れ続けることで緊張を強いられます。
慢性的な筋緊張があるために筋肉は休息したい時に休めず、ずっと活動し続けることになります。
つまり活動と休息の神経スイッチ=交感神経副交感神経の切り替えがうまくいかないということです。
体のバランスや歪みを整復することで神経のスイッチ切り替えも自動的に行われるようになり、自律神経が正常化すると共に、筋肉の収縮や血行状態がよくなるなど、全身のコンディションもよくなる傾向へとつながります。
(まとめ)
『むくみ』や『冷え性』は血行障害が原因で起きています。
また血行障害は『むくみ』や『冷え性』が原因で悪化します。
それがひいては腰痛、肩こり、頭痛などの痛みまで引き起こす原因の一つになります。
それを繰り返すことで、一朝一夕に改善できないところまで症状は進んでしまいます。 その悪循環をどこで食い止めることができるのか、それはあなたが生活全般を振り返ることから始まります。
いつから始めましょうか…決断の時は今ですよ。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。