冬の体調不良は冷え性が原因?
寒くなると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなり、ウイルス感染のリスクも増えるのはなぜでしょうか?
健康な人の鼻やのどから入ったウイルスは、ねばりのある粘液により、それ以上侵入ができないように絡め取られ、破壊されます。
一部が侵入したとしても、免疫細胞に攻撃され死滅し、老廃物として対外に排出されます。
日本ではあまりなじみのない鼻うがいは、ヨガを親しむインドでは実は一般的な健康法として取り入れられています。
鼻の通りを良くすることでウイルス感染を防ぎ、よい空気を肺に取り入れて呼吸をすることも可能になるという健康法です。
アレルギー性鼻炎など、調子が悪い時に一度試してみてください。
また、エアコンのつけすぎも、冷え症や低体温につながる原因にもなります。
もともと人間の体は、外気の温度差にも負けない免疫力が備わっており、寒い時期は体温が低下しないように血管を収縮させます。
一方、夏の暑さには発汗作用により、体温を下げて適温を保つように機能します。
年中エアコンが適温にされた空間の中で過ごしていると、体温調節が上手く機能しなくなり、冷え性や低体温を招くことにつながります。
夏の猛暑には熱中症予防のためにクーラーも必要ですが、寒い時期は部屋を暖め過ぎないことも大事です。
カイロやホットカーペットで部分的に温め、しっかり着込むことで体温調節をしていきましょう。
冷えが体に及ぼす影響とは
人間の体温は37度前後が適温で、風邪をひいて熱を出しても、汗を出して体温を低下させ、もとの体温に戻します。
体温が低すぎても人間の体は上手く機能せず、内臓の機能が上手く働かなくなり、免疫細胞の働きも低下してしまいます。
寒い時期になると朝すっきり起きれない、なんとなく気分がすぐれないなあ、という人は、同じ時間に1週間ほど続けて体温を調べてみてはいかがでしょうか?
35度から36度前半の低体温を推移するようなら、基礎体温を少しでも上げると、免疫力も上がり、体の調子も良くなります。
また、体が冷えると、肌の調子が悪くなることはもちろん、腸の働きも悪くなります。
腸には体の免疫機能の多くが存在するといわれており、腸内環境が悪くなると、免疫力が低下する原因にもなります。
腸は口から入った食べ物を消化吸収し、不要なものを老廃物として排出する働きをします。
食物は体を作りエネルギーとなる大切なものですが、腸にとっては異物として認識され、必要かどうか選別する必要があります。
善玉菌が多い腸内環境であれば腸の働きもスムーズに行われ、体にとって不必要なものは老廃物として対外へ排出されます。
一方、悪玉菌が必要以上に増えてしまうと排出が滞り、便秘や臭いがきついガスが出やすくなります。
消化不良による下痢も起こしやすくなり、より腸の働きが鈍くなるという悪循環を生み出すこともあります。
体温が低下するメカニズム
寒い時期に免疫力が低下するのは、冷えが原因の一つ。
体が冷えると、エネルギーを熱に変えることで、体温をあげようとします。
このエネルギーを効率よく熱に変えるには、筋力も必要になってきます。
とはいえ、体が冷えた状態でいきなり運動をすると固まった筋肉をいきなり引き伸ばし、ケガの原因にもなります。
聞いたことあると思いますが、運動前にストレッチをすると、体を軽く温めて筋肉の急な引き伸ばしによるけがを防止し、効率よくエネルギーを熱に変換するためにも重要です。
適度な運動はストレスを解消し、血流を良くする効果もあり、熱を生み出す効果があります。
ただ、どんな運動でもよいというわけではなく、運動自体がストレスになっては逆効果です。
目標を高く設定すると長続きしない原因にもなるため、細く長く継続できる運動を選ぶとよいでしょう。
また、子供は風の子といわれるように、外で元気よく走り回る子供たちは代謝がよく、運動エネルギーを熱に変えることができます。
一方、日ごろ運動の習慣がない大人はもちろん家の中でゲームばかりして外で遊ぶ習慣がないと、子供でも低体温にもなることもあります。
冷え性は夏のクーラー冷えや寒い時期に体が冷えやすくなることですが、低体温は年中体温が低いことを指します。
1年を通して冷えの症状を伴うといっても過言ではない低体温は、継続して体温を測らなければわからないものです。
自覚症状がなくても、自分の体を知るために基礎体温を調べておくと、健康の目安になります。
そして、ちょっと意外に思われるかもしれませんが、睡眠不足も冷えを招く原因になることもあります。
睡眠不足によって脳にストレスを与えることで、血流が悪くなります。
さらに、頭が働かずに日中の活動が鈍ることで、エネルギーを熱に変換しにくくなるのです。
良質な睡眠を確保するには翌日の体調がよくなる睡眠時間を知り、浅い眠りのレム睡眠時に目覚めるよう目覚ましをセットしておくとよいでしょう。
冷え性を体の中から予防する食べ物
体を温める食材が注目されている中で、根本から冷えを解消して、風邪や感染症にかかるリスクを下げるなら、免疫細胞が元気になる食べ物も取り入れたいものです。
免疫細胞のエネルギー源は魚や肉、大豆製品、乳製品などのタンパク質で、動物性タンパク質と、植物性タンパク質どちらも必要といわれています。
活動エネルギーになる糖質や避けられがちな脂質も全く摂取しないとなると、タンパク質の働きを悪くし、免疫細胞の働きを低下させます。
糖質や脂質を摂取しすぎるのも肥満につながりますが、食事を極端に制限するダイエットでは、免疫力を低下させ、冷えの原因にもなります。
特定の食品を控えるダイエット法は短期的に痩せても、冷えや免疫力の低下につながるなど、健康面でマイナスになることもあるため、必要な栄養素は確保しておきたいものです。
体に必要なエネルギーまで制限するダイエットでは、熱を生み出すことも制限され、低体温や代謝も悪くなり、かえって痩せにくい体質となることもあります。
ダイエットをするならビタミンやミネラルなど、免疫細胞の働きを促し、肌の調子も整える効果がある食品をプラスする方法も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
日常生活で冷え性を対策するには
冷え性を長引かせると、基礎体温が低下し、免疫力が上がりにくい体質になってしまいます。
冷え症を予防することで体温を上昇させると、代謝も上がりやすくなり、肌の調子もよくなります。
基礎体温を上げるためにも、体を温める活動を積極的に行いたいものです。
ブランケットやカイロなどで、冷えない対策はもちろんのこと、熱を効率よく取り入れていきたいもの。
毎日の習慣の中で手軽にできる方法は、お風呂と睡眠の工夫。
シャワーで済ませず湯船につかることはもちろんですが、以外にもお風呂の正しい入り方を知らない人も多いようです。
あなたはぬるめのお湯で長くつかることがよいと思っていませんか?
湯船につかるのは10分から20分程度、それ以上長くつかっていると体内の水分を蒸発させ、お肌のためにもあまりよくないといわれています。
あまり熱い湯につかると交感神経を刺激してしまうため、40度くらいに設定するとよいでしょう。
さらに、効率よく体の芯から温めるには、炭酸入りの入浴剤を入れると、お湯だけで入浴するよりも早く温まり、血行を促進します。
就寝1時間前に入り、就寝直前には体温が低下し、交感神経が優位になるように、入浴時間を調節するとよいでしょう。
特に寒い時期には体が冷えやすいため、室内温度を上げておき、体温が急激に低下して冷えを招かないように対策しておきたいものです。
ただ、偏頭痛や心臓に持病があるなど、体を温めすぎると病気の悪化を招く恐れがある場合は控えるようにしてください。
以上今日は冷え性についてのお話でした!
「冷えは万病の素」という言葉があるように、冬場はとてもいろいろな症状が出る季節です。
もしあなたが辛い腰痛や肩こりでお悩みでしたらいつでもご連絡ください。
そら整体院
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