頭痛とめまい
今日は名古屋市瑞穂区から来院中のTさん。
昔からよく頭痛に悩まされていて、ひどい時は吐き気、めまいも出るという。
今までいろいろな治療院や病院にも通われたそうですが中々改善せずに当院へ来院されました。
お話しを聞いていくと、首の痛みや肩こりも同時に強くあり、手にしびれもあるとの事。
そのままお体の検査に入ると、頚椎の1番上と胸椎という背骨の上のほうに異常な固さあり。
あと、「脳脊髄液」という体の状態をいい状態に保つ「体液」の流れが悪くなっていたので、各関節の矯正と脳脊髄液の流れを調整する事で、1ヶ月ぐらいで改善してきました。
ほぼ毎日飲んでいた痛み止めも今はほとんど飲まなくなったとの事で嬉しい限りです。
このままもっとよくしましょう♪
今日は頭痛とめまいのお話です。
めまいとは?
立っていられないほど周囲がぐるぐると回り、いつどんな時にめまいを発症するかわからないと、常に不安がつきまといます。
今まで経験したことのない突然のめまいに驚き、救急車を呼ぶ人もいるほど、目の前がぐるぐる回って平衡感覚が失われてしまう状態はつらいものです。
めまいの中でも、激しい頭痛や、神経に異常をきたす症状があれば、脳卒中の疑いも視野に入れて、早急に診察を受ける必要があります。
さらに、脳梗塞は激しい頭痛を伴わないことも多く、めまいと嘔吐の症状だけというケースもあるといわれています。
命の危険がある重要な病が隠されためまいでは、本人が意識を失うケースもあり、どのような症状か、判断がつきにくいという場合も多いようです。
しびれや震えなどの神経障害に、家族がいち早く気付き、落ち着いた行動をとることが何よりも重要です。
一方、発作が起きたすぐは、立っていられず、救急車を呼ぶほどのめまいでも、数時間するとおさまり、自分で自宅に帰ることができるほどに回復するケースもあります。
目の前がぐるぐる回る感覚はつらいものとはいえ、めまいの約8割は適切な治療を受けると改善するともいわれています。
めまいの正しい知識を身につけて、自己判断で病を長引かせないよう、適切な治療を早めに受けることこそ、早期改善へと導くポイントともいえるでしょう。
頭痛とめまいの関係とは
中には、頭痛とめまいがひどく、日常生活にも影響がでるケースもあります。
診察を受けて、片頭痛の投薬治療をしてもなかなか治らないという人は、他の頭痛の疑いも視野に入れて治療を進めていく必要があるかもしれません。
一般的に、片頭痛より緊張型頭痛の方が患者数は多いといわれていますが、中には片頭痛と緊張型頭痛の両方を発症しているケースや、他の病も発症しているのに見過ごされているケースもあるようです。
片頭痛の症状として、頭の片側が痛むことが特徴といわれていますが、片側だけに痛みが生じるとは限らないということはご存知ですか?
片頭痛は、両方痛みがあっても、右の痛みが強いなど、痛みに左右差があるということも多いようです。
一方、緊張型頭痛の特徴である肩こりや、時に両側が痛むなど、他の頭痛の症状をあわせ持つケースもあります。
緊張型頭痛ではお風呂に入り、リラックスすることはよいといわれていますが、片頭痛がある人は、体を温めすぎるとよくないとされています。
このように、症状に合わせた正しい知識を持ち、症状を悪化させないこと、そして、正しい診断が出るように頭痛への理解が必要といえるでしょう。
それでは、一般的な片頭痛の症状を確認してみましょう。
・めまいがする
・動くと痛みが増す
・吐き気がある
・音や臭いに敏感になる
・遺伝的要因も関係する
・20代前後の若い頃に発症する
・頭痛は毎日ではなく、間隔があくこともある
・頭痛に左右差がある
片頭痛のめまいや頭痛、吐き気といった症状は、脳梗塞ではないか?と心配になるほど。
20代前後で発症し、年を重ねるごとにその症状は変化するともいわれています。
また、片頭痛は血管が拡張することにより痛みを生じさせ、飲酒や運動、ストレスから解放される休日などに発作が起こりやすいという特徴もあります。
めまいの原因とは
めまいの主な原因として、内耳という耳の中の異常がもっとも多いことで知られており、人間が平衡感覚を保つには耳以外にも、脳や目、筋肉などが関係しているといわれています。
聴覚や視覚などに与えられる情報は脳へ伝達され、平衡感覚を保ちながら行動につなげていきます。
健康な人は、右に傾くと左へバランスをとるなど、脳へ瞬時にサインを出して平衡感覚を保ちます。
一方、筋力が衰えて、脳への伝達が上手くいかないと、体のバランスが崩れ、左右の平衡感覚に差ができ、めまいや頭痛の原因にもなってしまいます。
内耳が原因のめまいのほか、次のような病が隠されているケースもあります。
・片頭痛
・高血圧
・動脈硬化
・糖尿病
・自律神経失調症
・貧血
その他にも、脳卒中によるめまいもあることを知っておいたほうがいいですね。
危険なめまいを見分けるポイントは意識障害やしびれ、麻痺など、神経障害がある場合。
いつもと違う、気になる症状があれば迷わず診察を受けましょう。
さらに、西洋医学では病名がつかない、原因不明のめまいを引き起こすケースもあり、ストレスが主な要因ともいわれていますが、まだ解明されていない点も多く残されているのが現状です。
お1人で悩まずに、頭痛、めまいに困ったらきちんと医療機関に通われる事をおすすめします。
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