慢性的な頭痛や吐き気、めまいは肩こりが原因だった?

慢性的な頭痛や吐き気、めまいは肩こりが原因だった?

【頭痛】頭痛に悩むビジネススーツの女性(アップ)

たかが肩こりと甘く見ていると、慢性的な腰痛や体のゆがみ、そして頭痛や吐き気、めまいなど、脳神経にも影響を及ぼすことは知っていましたか?

 

そもそも筋肉は運動機能の他、円滑に動くことで血液を滞りなく体中に巡らせ、体の熱を生み出す重要な役割も担っています。

 

体の筋力が弱ると、心臓は必要以上に働き、体に血液を循環させるため、負担もかかってしまいます。肩こりが年々ひどくなる理由の一つですね。

 

肩こりは肩甲骨まわりや肩関節、肩から首へとつながる筋肉などにコリがあり、長期間の不良姿勢により骨格や姿勢がわるくなってしまった状態。

 

頭部へとつながるそれらの筋肉が円滑に動かないと、頭部への血流を悪くするほか、血管を圧迫し、重大な病を引き起こす恐れもあります。

 

また、肩こりに加えて頭痛や吐き気などその他の症状を伴い、日常生活に支障をきたすほど長年悩まされている場合は、他の病が潜んでいるかもしれません。

 

ずっと肩こりだと思っていたものがたまたま受けた検査でじつは肺がんだったなんて例もあります。

 

肩こりだけどいつもと違う症状がある時は、早めに専門の医師に相談することをおすすめします。早期に適切な治療を受け、早期発見で症状を根本から解決しましょう。

 

肩こりとめまいの関係

 

肩こりは筋肉が血管を圧迫するとはいえ、骨に異常がなければさほど影響は少ないと思っていませんか?

 

たしかに、レントゲンにはうつらない、またはうつっていてもわかりにくいかもしれませんが、肩こりが重度になってくるとほぼ頸椎や背骨の歪みを引き起こします。

 

広い視野で見ると、筋肉が血管に接している部分は骨が血管に接している部分よりも広く、 小さなヒビや傷が徐々に広がり、物が壊れるのと同じように、見落としがちな筋肉のこりや小さな骨のねじれや歪みは何らかの異常が重大な病につながることもあるのです。

 

血流を悪くし、めまいを引き起こす要因をご紹介します。

 

・血管の圧迫

・動脈硬化

・血流の酸素不足

・低血圧

・脳脊髄液の循環不全

 

この中でも、血液中の酸素不足は鉄分の不足や貧血が関係していることもあります。生活習慣を変えることも、予防法の一つです。

 

日ごろから鉄分をしっかり摂取し、バランスのとれた食事を心がけましょう。

 

肩こりと顎関節症の関係

 

顎関節症をご存知ですか?

 

あごの関節がずれて、左右差が生じ、噛み合せが悪くなる状態で、ものを噛むたびにあごの音がなり、自分だけでなく、相手にもその音が伝わることもあります。

進行すると、体のゆがみを生み出し姿勢が悪くなり、顔の表情までもゆがみ、口角のどちらか一方が下がることもあるのです。

 

肩こりと顎関節症が関係する理由は、あごから首、肩の筋肉の一部がつながっていること。

 

顎への緊張が肩こりを生み出す原因になるのです。

 

肩こりはもちろんのこと、顎関節症は自律神経にも影響するなど、体に多くの悪影響を与えてしまいます。

 

 

頭痛と肩こりの関係

頭痛の種類は350種類以上あるともいわれており、中でも最も患者数が多い緊張型頭痛は、肩こりや首のこりがひどく、血流が悪くなることで頭痛を引き起こすといわれています。

 

緊張型頭痛とともに知られている片頭痛はめまいも引き起こし、仕事が休みのときなど、比較的リラックスしている時に起こりやすいといわれています。

 

最近では、緊張型頭痛と片頭痛両方の症状があるなど、多くの頭痛が重なり合い、複雑な症状がでているケースもあるようです。

 

自己流の対処法で原因を特定しないまま、市販の頭痛薬や、マッサージを続けていると病状がより複雑に悪化することもあります。

 

市販薬に頼らず、根本的に改善する方法を見つけて、毎日を健康に過ごしましょう。

 

ストレートネックと複合症状

 

スマートフォン操作で最近話題になっている、ストレートネックでは、肩や首のこりや頭痛に加えて吐き気や手足のしびれ、めまいを伴う場合もあります。

 

吐き気やめまい、しびれなどが出ると、脳や脳神経系の病気ではないかと心配になってしまいそうです。

 

日常生活に支障をきたすほどの症状を伴うストレートネックですが、背骨を整え、正しい姿勢を保つことで予防することができます。