《症例報告》脚の股関節や太ももに痛みの原因が、反対の足の足の裏痛だった症例

52歳 女性 パート

症状:右股関節の痛み、左足の裏の痛み

 

概要

左足の裏は半年ほど前から痛みがあり、整形で治療を受けたが痛みは引かず、時間的にも通うことができなかった為、そのままにしていた。

1〜2ヶ月前から右の内股に痛みが出て、直ぐに引くかと思い湿布を貼って様子を見ていたが痛みが引くことはなく、しばらくしてお尻の方まで痛くなり、太ももまで痛みの範囲が広がってきた。

右のお尻と太ももの痛みで胡座できなくなり、自転車に跨る動作でも痛みが出るようになった。

家事にも支障が出てきて、仕事中も立っているのが辛くなってきたため来院する。

 

検査

可動域検査 腰の回旋に可動域の減少があり、ハリ感がある。右股関節は屈曲で痛みを伴う為90°以上は曲げることができない。膝と足首にも硬さがあり、特に左の足首の可動性が無い。

 

施術

1回目

痛みで横向きに寝ることが出来ないことと、歪みが強く好転反応が出る可能性があった為、初回は体液循環の調整をして回復力を上げ、足首の捩れを整える施術を行う。痛みは少し和らぎ可動性も上がった。

 

2回目(2日後)

症状、可動域共に施術前の状態に戻っている。次の日には痛みは戻ってしまっていたとのこと。治療後の状態を維持することが出来ない為、今回も前回と同様の施術を行い終了。

 

3回目(5日後)

朝が少し楽になっているが、仕事中に痛みが酷くなることがある。まだ横向きでは寝られない。前回と同様の施術を行う。

 

4回目(7日後)

お尻の痛みが減ってきて楽な日が増えた。足の裏は何度か痛みが出ていたとのこと。

股関節の屈曲で痛みが出なくなってきている。横向きになれるようになってきたとのことだったので、前回の施術に加えて骨盤の調整を行う。

 

5回目(7日後)

足の裏の痛みはなくなった。仕事が忙しいと痛みが出るが、寝ればある程度良くなる。

前回と同様の施術を行う。

 

6回目(7日後)

1週間で3回くらいお尻の痛みが強く出たので、夜は湿布を貼って寝たとのこと。

まだ安定しないため、痛みがなくなってきていても突然崩れることがあることを伝え、前回と同様の施術を行い終了。

 

7回目(7日後)

胡座をしなければ痛みは気にならない。足首と膝、股関節の硬さは強く出ているので、下肢の関節の調整を行う。

 

痛みはだいぶ落ち着いてきて、8回目の施術の時には初回の状態と比べて痛みは半分くらいになっていた。

その後も週1回の施術を続けて3ヶ月経つ頃には、違和感は残るが痛みのないところまで回復した。下肢の硬さは取れてきているが、背骨の硬さが残っていて腰の回旋に制限が出ているので、骨盤と背骨の調整を入れていくと、違和感もなくなっていくでしょう。

 

解説

足の裏が少し痛い…けどこれくらいなら動けるし、直ぐに消えるから大丈夫。

そう思われる方は沢山いると思います。

実際、一時的な痛みが無くなれば困ることも無いですよね。

ですが、足は日常生活で常に使うところです。立っているだけでも、体を支える為に負荷はかかるし、歩く動作でねじれが起こりやすくもあります。

なので、痛みが強くなってしまうと取れにくくなることもあるし、痛みが出て安静にできれば良いですが、お仕事などでそうもいかない時もありますよね。

痛みを庇いながら歩くことで、他の所に負荷がかかって股関節の痛みにつながった、というのが今回のケースです。

痛みのあった期間も長かったこともあり回復力も落ちてしまっていたので、まずは循環の調整をして自然治癒力を高め、問題になっていた関節、足首や骨盤の調整をしていくことで、筋肉への負担を減らすことで炎症も引いて痛みを改善することが出来ました。

動かせない期間が長かった為、可動性をあげるには少し時間がかかると思います。

少しの違和感が、生活に支障の出るところまで悪化してしまうことは沢山あります。

おかしいなと感じることがあれば、早めにご相談下さいね。

 

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股関節の痛みにお悩みの方は是非お気軽にご来店ください。

 

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