こんにちは。
名古屋市天白区そら整体院の宮田です。
みなさん、夜寝る時はどんな姿勢で眠っていますか?
実は腰痛に悩まされている方、腰痛を事前に予防したい方にとって、“寝る姿勢と腰痛”の関係性を知っておくことはとても大切です。
両者は密接に関係しているので、寝る姿勢を改善することは、腰痛の対処にも役立ちます。
では、もう一度質問です。
皆さんは自分がいつもどんな姿勢で寝ているかを把握しているでしょうか?
「そんなの眠っているんだからわかるわけない!」という声が聞こえてきそうですが、一般的には、「うつ伏せ・仰向け・横向き」の3種類が多いでしょう。
ここでは、この3種類の寝方に焦点を当てて、腰痛との関連性・改善方法を解説していきます。
◆どの姿勢がもっとも“腰痛に良い”のか?
「うつ伏せ・仰向け・横向き」、この3種類のうちどの姿勢がもっとも腰痛に効果的なのか。
ずばり、結論から言うと、「どれも良くてどれも悪い」です。
というのも、効果的な寝る姿勢は、“痛む腰の部位や曲がり方によって異なる”ためです。
それでは、それぞれの寝る姿勢の特徴について具体的に見ていきましょう。
・うつ伏せ
基本的に、うつ伏せは寝方の中でも腰への負担は比較的大きいです。
腰を下に沈め、胸を圧迫する寝方だからです。
特に高い(分厚い)枕を使っている人は、その特徴を強めてしまっています。
しかし、腰痛の種類によっては効果的な寝方となる場合もあります。
仰向けや横向きのように、直接腰を布団に当てることがないので、負担が軽減される姿勢でもあるのです。
・仰向け
腰痛のハウツー記事などでは「仰向けがもっとも腰痛に効果的な寝る姿勢です!」などと頻繁に言われていますが、これもケースバイケースになります。
確かに、体のゆがみを生じさせにくい姿勢であることに間違いはありません。
ただし、絶対の正解とは言えません。
仰向けは、頭・背・尻・踵(かかと)の4か所で体を支える状態になるため、必然的に“腰と布団の間に空洞が生じる”ことになります。
もし、その部分がトリガーポイント(痛みや凝りの元凶)であれば、“腰を反らせすぎる”ことから、腰痛が悪化するケースもあるのです。
・横向き
横向きの寝る姿勢も腰痛に効果的と言われますが、実は痛みや症状によっては、むしろ“避けなければならない姿勢”でもあります。
たとえば、肩に違和感を持っている人が、腰痛を予防しようとして無理に横向きで眠ることを続けると、四十肩・五十肩を発症する要因となります。
また、首の頸椎・脊髄周辺、肩に近い部分の神経など、体の上位の部分に腰痛の原因がある場合も、横向きの姿勢がむしろ大きな負担になる場合もあるのです。
◆結局、どの姿勢がベストなの!?
ここまでの説明からもお分かりいただけるかと思いますが、ベストな姿勢は自分で判断が難しいところです。
既に肩こりや腰痛など、具体的な症状がある方は、接骨院やその他の医療機関で相談するのが一番良いですし、当院でもそのようなアドバイスはさせていただいています。
では、今のところ、痛みやコリはないよ、と言う方のベストな姿勢は?ということですが、
結局は“寝転んでみて自分が楽でもっともリラックスできる姿勢”がベストと言えるのではないでしょうか?
さらに、自分なりに寝方を模索するとともに、さらに楽になるような工夫をするといいでしょう。
仰向けの際、膝の裏にクッションを挟んでみたり、うつ伏せの場合は足を横に広げたりすることも、人によってはより楽な姿勢となります。
以上、寝る姿勢と腰痛の関係性についてご紹介しました。ここでのアドバイスを実践されて腰痛の予防・改善にお役立ていただければ嬉しいです。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。