こんにちは。
名古屋市天白区そら整体院の宮田です。
朝起きたら、首が痛くて曲げられない!
・・・なんて経験されたことのある方、多いと思います。
このよく耳にする寝違えは単なる症状だと思われていますが、実は病名のある病気だってことご存じでしたか?
また、寝違えは誰にでも起こり得る病気です。
「私は寝相が良いから大丈夫!」と油断していると、急に寝違えになった時に予備知識がなくて慌てることになります。
今日は、寝違えに悩んでいる人はもちろん、寝違えになったことない人にとっても役立つ寝違え情報をご紹介します。
◆寝違えには“医学用語”がある
寝違えの症状は、朝目覚めた時に、首から肩周辺に痛みを感じるものが一般的です。
“寝違え”という名前はいわゆる俗称で、実は医学的にはちゃんと名前が付けられています。
医学用語では、結合織炎(けつごうしきえん)や急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうけいぶとくしゅく)と呼ばれています。
両方とも少し難しい名前ですが、
要は、「炎症やその他原因により、急な痛みが頸部(首のあたり)に生じている病気」という意味になります。
寝違えは、人によって起こる確率や症状の程度も大きく異なることも特徴です。
では、そもそも寝違えはなぜ起こるのでしょうか?ただ単に、睡眠時の姿勢が悪いことだけが原因ではありません。
◆寝違えが起こる5つの原因
寝違えになる原因は主に5つあります。
・睡眠時、不自然な姿勢が続き肩や首に負担がかかる
・枕の形、高さが合っていない
・肩こりや腰痛などの持病が誘発させる
・血流が滞る
・ストレスや緊張での硬直
人間は睡眠中であっても、無理な姿勢を取ったり寝心地が悪かったりすると、自然に楽な姿勢に戻る反応を示します。
しかし、何らかの要因でその反応が取れない時があります。
(例えば泥酔してグッタリ寝ている時など)
それが、神経や靭帯に負担を加えることで、無理な姿勢での寝違えを引き起こす要因となるのです。
また、元々肩や腰の持病を患っている人もなりやすいと言われます。
肩や腰をかばおうと意識し過ぎると、身体にとって無理な体勢で眠ってしまうことになります。
その結果、首や肩に負担がかかり、寝違えになるというケースです。
※インターネットなどで広く言われている、
「“横向きに寝る”と、腋窩(えきか)神経(=わきの下の神経)が圧迫されるため寝違えが起こる」
という原因は、完全に正確ではないと言われているので、鵜呑みにして気にし過ぎないようにしてください。
わきの下ではなく、首から肩への斜角筋と呼ばれる筋肉が深くかかわっていると言われています。
◆ベストな治療法は“安静”
繰り返しになりますが、寝違えは神経や靭帯の炎症・損傷が原因であることが多いです。
ですので、自分で治療しようとして、むやみに首を揉んだり、グルグル首を回したり、プールに行って運動したりするのは良くありません。
むしろ、傷を深めて症状を悪化させてしまう可能性があります。
もっとも基本的な治療法は、何よりも安静にすることです。
運動や首に負担をかける行為(パソコン・スマホ操作など)はできるだけ控えるようにしましょう。
そして、徐々に痛みが引いてきたと感じたら、ゆっくりと首や肩をストレッチしていきます。
血流の滞りや身体の硬直が痛みを生じさせている場合もあるので、それをほぐすためです。
しかし、ストレッチを始めてすぐに痛みを感じる場合は、続けずにやめても構いません。
安静にしておくだけでも、1週間~2週間程度で症状が自然に改善されてくという点も寝違えの特徴だからです。
(この期間を過ぎても症状が改善されない場合は、寝違えでなくもっと深刻な病気である可能性がありますので、病院(整形外科)を受診するようにしてください。)
ただし、忙しい現代人が長い期間安静にするのはなかなか難しい話。
そんな時にはまず、接骨院にかかってください。
少しでも早く楽になるようお手伝いします!
また、人によっては鍼や灸が効く方もいらっしゃいますので、治療科目に含まれている院にお願いしてみてもよいかもしれません。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。