「胸郭出口症候群について」 名古屋市天白区・瑞穂区の皆さんこんにちは!天白区天白ゴルフすぐのそら整体院です。
最近ずっと肩が痛い…。肩がこる。手がしびれる…。
酷い時には吐き気や目眩までしてしまう。
けれど病院に行っても首には異常無しと言われた。
どうして?原因はなんなんだろう。
そんな疑問を感じているあなた。 もしかしたらそれは胸郭出口症候群かもしれませんよ。
胸郭出口症候群って?
まず、「胸郭出口症候群」とはどんなものなのか?
聞き慣れない名前ではありますが、実はこれにかかっている方は案外多いのが現状です。
特になで肩の女性に多いと言われている「胸郭出口症候群」ですが、実際には男性にも多く見られ格闘技などの斜角筋や小胸筋を鍛えている人にもよく起こります。
「胸郭出口症候群」は基本的に首の付根から肩のほうへの筋肉が血管や神経を圧迫してしまう症状のことを言いますが、その圧迫している部分や部位によって「斜角筋症候群」「過外転症候群」など別の名前がついてきます。
胸郭出口症候群は様々な原因によってこれら血管や神経の通り道が狭くなり血管や神経を圧迫するために肩こりや腕のしびれ、血行不良(手の冷え症やむくみ)に繋がり、また、ひどくなると目眩や耳鳴り、頭痛などが起こることもあります。
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口症候群になる原因は大きく分けて「なで肩」と「筋緊張」の2つ、さらに細かく分けるとこれにプラスして「逆流性食道炎」「咳やくしゃみ」「ストレス」なども原因になります。
「なで肩」
原因がなで肩の人は別名「ストレッチ型」ともいい、猫背などの不良姿勢が原因で鎖骨が下へ下へと押し下げられて、なで肩状態が長時間続くと、この胸郭出口症候群が発症してしまうようになります。
加えて、首の形状がいわゆる「ストレートネック」と呼ばれる状態になっていると背中が同時に猫背になりやすく、顎をつきだした姿勢になるので発症しやすくなります。
レントゲンを撮ってみると、鎖骨が下に下がっているために首が長く見えるためわかりやすいです。胸郭出口症候群の8割の人はこのタイプです。
「筋緊張型」
「筋緊張型」とは、小胸筋をよく鍛えている人の場合、胸郭の出口が狭くなりやすく、そのために胸郭出口症候群にかかるタイプのことをいいます。
例えば、
「武闘家や格闘家のように顎を引き、背中を丸めるような姿勢で長時間トレーニングをする人」
「ギターやバイオリンなど、同じ姿勢を保った状態で腕を小刻みに動かすという動作をする人」
「重たい荷物をいつも決まった側(左・右は問わないが、いつも荷物をもつ手が無意識にでも決まっている)で持っている(または担いでいる)人」
などに多く、どれにも共通しているのは、胸郭の出口が狭くなってしまう体制や状況をある一定時間、かつ定期的に繰り返す人に、このタイプが多いです。
胸郭出口症候群の原因②
上記では大きくわけられた2つのタイプについて説明しましたが、整形外科的にはあまり重要視されていないものの、臨床的には原因になりうることもあるという、残り3つの原因をご説明させていただきます。
「咳・くしゃみ」
胸郭出口症候群の原因筋である斜角筋や小胸筋は呼吸の補助をしているので、激しい運動や咳、クシャミ、過呼吸など、肩で大きく息をするときによく働きます。
風邪の後に、首や肩の痛み、手のしびれなどが出たときや、普段から胸式呼吸の場合はこれを疑うといいでしょう。
「逆流性食道炎」
逆流性食道炎とは胃液が食道や喉の奥あたりまで逆流してやってくる病気です.
胸焼けを主症状としますが喉頭部に慢性的な炎症を起こすことがあり、それが刺激となって斜角筋に筋緊張を起こします。
胸焼けやゲップ、胸のつかえ感、慢性的な喉頭の違和感や食後に肩が凝る場合に疑います。
また、「食事をすると肩がこる」という場合も逆流性食道炎を疑ってみたほうがいいでしょう。
「ストレス」
斜角筋は、ストレスや緊張、ショックなどに対して敏感に反応して、異常収縮を起こしやすい筋肉のひとつです。
上記で説明したものがどれも当てはまらないぞ?という人は、ストレスが原因で胸郭出口症候群が起きているのかもしれません。
まとめ
上記で説明した「胸郭出口症候群」になる原因はそのほとんどが「不良姿勢」によるものが多いです。
それ以外の原因がある場合はそれに合わせた治療法があるので「全て」とは言い切れませんが、「不良姿勢」が原因である胸郭出口症候群は、簡単に言ってしまえば姿勢を直し、血管を圧迫している筋肉などを元の状態に戻して血のめぐりを良くすれば治るものがほとんどです。
けれど方法だけを言えば簡単に思えるかもしれませんが、胸郭出口症候群を発症している人は様々な症状が複合して現れていることがほとんどです。
例えば五十肩・四十肩・運動不足・過度の疲労・肩こりなど。
それを自身の判断でなんとかしようとするとかえって悪化してしまうこともあります。
なので、自身ではストレッチ程度に抑え、整体師等の専門家に診てもらうのが一番安全な方法ですよ。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。