むくみの原因と対処方法
名古屋市天白区・瑞穂区のみなさんこんにちは!
天白区のそら整体院です。
今日はむくみの原因と対処法についてお話ししますね!
袖口や靴下のゴム跡がつく、靴の脱着時や夕方になると靴がきつく感じる、指輪や腕時計が食い込む、指で押すと肌が元に戻らない、顔や瞼がパンパンに腫れる、足が重たく感じる…そんな経験はありませんか?
それは水分や老廃物が排出されずに体内に蓄積される『むくみ』が起きているからなのです!
『むくみ』はどうして起こるのか?
心臓から送り出された新鮮な血液は動脈を通って各細胞や臓器に酸素や栄養を送り届けると、今度は不要になった二酸化炭素や老廃物、余分な水分を回収しながら静脈を通って心臓に戻ってきます。
ちょっと漢字ばっかですがごめんなさい笑
上から下への移動や酸素を多く含む動脈の移動は勢いがあって簡単ですが、 下半身に流れた血液が下から上へとする移動は重力に逆らうのに加え、二酸化炭素を抱えて元気のない静脈移動で勢いが衰えるため、ふくらはぎの筋肉がポンプとして手助けしてくれています。
私たちの体の約60〜70%は水分でできていますので、水分や老廃物が排出されずに蓄積されるということは、適度に水を注入したヨーヨーに、更にゴム伸縮限界までパンパンに水が注入され、重たく垂れ下がる…そんな状態になります。
周りから余分な水分を圧し出してあげるのがふくらはぎの筋肉の働きだとイメージしてみてください。
下半身に全身の約60~70%の血液が集結していることから、『第二の心臓』なんて異名を持つふくらはぎの筋肉の働きは『むくみ』に多大な影響を与えているということになります。
『むくみ』のタイプは大きく分けて二つ
まずはあなたの『むくみ』が ,
・一過性要因による『むくみ』
・病的要因による『むくみ』
のいずれかなのかを判断しなければなりません。
一過性要因による『むくみ』は病的要因のものに比べて明白な疾患や原因がない場合を指し、日常生活の中に『むくみ』の原因が潜んでいることがあります。
例えば、過労や睡眠不足、運動不足、塩分の摂りすぎ、ビタミンやミネラルの不足、女性の場合は月経前や出産前後、冷え性などが挙げられます。
また全身性のむくみが周期的に起こることを突発性浮腫といいますが、立っている状態で誘発されることが多く、一般的に夕方から『むくみ』の症状が起きます。
スーパーやデパートで一日中立ちっぱなしや、立位でなくとも立ち座りの動作がないデスクワークといった一日中同じ姿勢を取り続ける方に多く見られる症例で、一過性要因に属しています。
病的要因による『むくみ』は医療用語で『浮腫』と呼ばれており、 ちょっと専門的な話をしますよ?笑
まず、
ネフローゼ症候群や糖尿病性腎症といった腎性浮腫、
慢性心不全や虚血性心疾患といった心性浮腫、
肝硬変や肝機能低下といった肝性浮腫、
甲状腺機能障害やクッシング症候群といった内分泌性浮腫、
静脈瘤やリンパが原因といった血管性・リンパ性浮腫などの疾患や、
他の疾患であっても服用薬の副作用(非ステロイド剤、血管拡張性降圧剤、ナトリウム剤)として引き起こされることがあります。
以上のように難しい言葉が出ることもありますので、ひどい場合はお医者さんへ行きましょうね。
近年増えてきているのが腰痛症や脊椎疾患による『むくみ』。
これは脊椎が歪んだり詰まったり、ヘルニアができて神経や血管を圧迫することでおきます。
これも病的要因タイプになりますね。
また、女性にありがちなのですが、骨盤が広がって内臓が落ち込むことで血行障害が起こることもあります。
これらは体の機能性障害になるので病的要因に属しています。
『むくみ』の対処法
では、タイプが分かったところで、『むくみ』対処法を考えて行きましょう。
一過性要因タイプは運動不足による筋力低下や血行不良など『むくみ』の大半をしめる原因を解消することが一番です。
運動不足や一日中同じ姿勢を取るといった行動は筋肉の動きがなく、血液を心臓に戻す作業を手伝えなくなります。
そうなれば下半身に水分を含んだ血液が蓄積されて、『むくみ』を引き起こします。
同じ姿勢を取り続けることで感じる『凝り』は筋肉を硬直させ、血行障害を引き起こすので、更に『むくみ』は加速を増します。
元々冷え症の方は血行障害が悪いことで末梢血管まで血液が行き渡らず・戻らずとなりますから、『むくみ』により冷え症は更に悪化し、それに伴って『むくみ』も悪化し…つまり負のループが始まるわけです。
下半身を中心に筋肉を使えばふくらはぎが伸縮し、『第二の心臓』をフル稼働させることにつながります。
そうなれば水分を含んだ血液は心臓に戻っていきますし、筋肉を運動させることで末梢血管まで筋肉の伸縮が行われて血行障害も解消され、勢いよく血液が戻り始めることになります。
血液の循環ばかりではなく、塩分やアルコールの過剰摂取は水分を体に抱え込もうとする作用がありますので、適度の量に控えていくことが大切です。
特にファーストフードやジャンクフードは塩分を多く含んでいますのでご注意ください。
また、ビタミン類やカリウムやマグネシウムなどが不足すると同じように体内の水分調整がうまく行われません。
例えば…中学校の化学の授業を思い出してみましょう。
カリウムはナトリウムとくっつきましたよね?
覚えてますか?笑
つまりただカリウム不足だけでも『むくみ』は起こりますし、服用中の薬にナトリウムが含まれていれば体内のカリウムが自動的にくっついて体外に排出され、結果的にはカリウム不足に陥るわけです。
成分を意識した食事療法、サプリメントの摂取のほか、服用中のお薬の内容を確かめてみることも大切です。
過労や睡眠不足、月経前はホルモンバランスが崩れており、自律神経の働きが悪くなります。
そうなれば心臓ポンプや筋肉伸縮の指令も随時適宜行われなくなります。 無理なダイエットでも同様の症例が確認されています。
また疲労は乳酸という物質を生み出し筋肉に貯留されます。
筋肉自体の伸縮を妨げる要因にもなりますので、避けたいところです。
規則正しい生活と睡眠時間は自律神経の働きを正常化し、血液循環や筋肉動作を順調に行わせてくれます。
出産前後でも『むくみ』が出るのは運動不足とホルモンバランスの崩れ、それに鉄欠乏性貧血が原因と言われています。
切迫早産や医師からの安静指示がないなら、体に負担がない程度に適度な運動と規則正しい生活を心がけた方が軽度の『むくみ』で済みますよ。
病的要因タイプはいずれも水分を適度に保持する機能障害や元々の血液ポンプ自体に障害がある場合を指し、内科等医師の診断や加療が必要になります。
放置しておくと悪化したり、最悪のケースでは寝たきりや死に至る場合もあります。
もしかしたら…と心当たりの方はかかりつけの医師の相談なさって下さい。
- 能動的療法と受動的療法
「運動、運動と言うけれど、簡単に運動できないから『むくみ』が出ているんだ!!」
と、嘆いていませんか?
なにも毎日ランニングやウォーキングをお勧めしているわけではありません。
できることが一番ですが、高齢の方、怪我・先天的疾患・股関節や膝関節症で動作に不自由を感じておられる方、病的要因タイプの方、どうしても時間が取れない方などは
・同一姿勢を取り続けない。
・定期的に足首を動かしたり、トイレに立つ度に屈伸をしてみる。
・就寝時は足趾を広げたり、足元を高くしたりして、血液を上に戻す手助けをする。
・下半身(特に足裏やふくらはぎ)のマッサージを行う。
・お風呂でゆっくり温まったり、足湯を行う。
など能動的療法を取り入れることも可能です。
ですが、自分でできることには限界があります。
また、ご自身で難しいようであれば第三者や機器に行ってもらう、つまり受動的療法も可能です。
低周波や干渉波は筋肉に運動を促しつつ神経刺激を行いますから、軽い運動を人工的に作り出し、かつ、程度にもよりますが筋肉の『凝り』をほぐすことに有効的です。
ホットパック・赤外線・高周波は体の芯を温めて血行を促すことに有効的です。
直接のマッサージや歪みを整復・矯正してもらうことも神経や血管の圧迫を取り除いたり、臓器をあるべき場所に戻したりすることで血液循環を良好にします。
ただし、マッサージや整復・矯正、機器の取り扱いは注意を要しますので、専門の方に施術していただくことをお勧めします。
内科的疾患などで不安がある場合、かかりつけの医師か、専門の施術者に必ずご相談ください。
- まとめ
『むくみ』について、原因から対処法までご説明しましたが、不安解消の手助けになったでしょうか?
ご自身の生活習慣を見直すこと、少しずつ出来ることから始めてみることが最初の一歩です。
体は悪いことはすぐに覚えてしまうのに、良いことはなかなか覚えてくれません。
「今日くらいはいいか〜〜。」 とちょっと運動を休んでしまったり、塩分を摂ってしまうと、体はすぐにリセットされてしまいますよ笑
せっかく整体や矯正を行っても、悪い姿勢を体は無意識に取ろうとしてしますので、維持する為には定期的なメンテナンスも大切です。
継続は力なり…無理のない範囲で続けることで、健康維持していく事が必要ですよ。
もちろん当院でも施術によりむくみを解消した患者様がたくさんいらっしゃいますので、詳しくは患者様の喜びの声をみてみてくださいね♪
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。