「足がつる原因と対処療法」
名古屋市天白区・瑞穂区のみなさんこんにちは!
天白区のそら整体院です。
今日は「足がつる原因と対処法」についてお話ししますね。
就寝中、ふくらはぎがつって目が覚めことはありませんか?
靴下を履こうとして趾がつったことはありませんか?
あれ、痛いですよね。咄嗟に親趾を持って曲げてみた方も多いのではないでしょうか。
- 『つる』ってどうしてなるの?
よく使う『つる』という現象は、
『こむら返り』
・『有通性痙攣』とも言われ、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮・痙攣を起こし、強い痛みを感じることを指します。
普段、私たちは筋肉を自分の意思で動かしています。
それが勝手に動いたり痙攣したりするのですから、びっくりもしますし、痛みに身構えることもできないのですから痛み倍増に感じてしまうのです。
時にはしびれも伴って、しばらくの間動けなくなることもあります。
では、どうして『つる』現象は起きるのでしょうか?
『つる』原因は、
1 筋肉疲労
2 栄養不足
3 発症疾患 以上の3つに分かれます。
まず、筋肉疲労は想像しやすいですね。
日頃の運動不足・急激な運動や瞬発的に強い力を入れるなどして筋肉に強い刺激を加えると、筋肉に疲労物質である乳酸が溜まり、筋肉の異常興奮が起きて筋肉収縮や痙攣を制御できなくなります。
筋肉に乳酸が溜まり続けると筋肉が緊張(硬化)し、血行不良が起きるので冷え性へと発展します。
冷え症になると温度調節機能が低下し、血行不良から乳酸の分解が進まずに更に筋肉が緊張(硬化)し続け…と筋肉疲労の負のスパイラルが始まります。
運動不足や加齢による筋力低下はこの負のスパイラルに拍車をかけます。
では、栄養不足とはなんでしょうか。 筋肉は脳からの指令を受けて動きます。
その命令伝達を行っているのは筋肉内部にあるCa・Mg・Na・Clらの電解質です。
なんだか、中学の化学を思い出しますね。
この電解質のバランスが乱れることによって伝達が遮断され、意思とは関係ない突然の筋肉収縮が始まるわけです。
また呼吸するにも血液を流すにも、乳酸を分解するにも心臓が動いる限りはどの動作にも水(H2O)は必要となっています。
脱水症状などの体内水分不足も神経反射異常を引き起こす原因となります。
最後の発症疾患ですが、もしかしたら今現在あなたが罹患している疾病やもしかしたら罹患しているのに気がついていない疾病が『つる』引き金になっているかもしれないということです。
甲状腺機能障害、閉塞性動脈硬化症、腎疾患、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、糖尿病、肝硬変、脳梗塞…思い当たる疾病はありませんか?
例えば、肝臓の機能低下で解毒作用が上手くいかなくなり、電解質バランスが崩れます。
糖尿病で血糖値が高い状態が続いた場合も同様です。
つまり、これらの疾病は、電解質のバランス調整ができなくなるということなのです。
疾病自体のみだけが原因ではなく、服用しているお薬が原因でバランスを崩すこともあります。
これは疾病に対し血圧を下げたり、眠ろうとしたり、ホルモンバランスを整えようと現状に逆うことから自律神経が弱くなることで、電解質を調整しようという命令系統も弱くなってしまうからです。
あ、するどい!気がつきましたか?
筋肉疲労・栄養不足・発症疾患の3つの原因は、それぞれが『つる』の原因であると共に、それぞれの原因が他の原因に関係していたり、引き起こしたりとリンクしている部分があるのです。
ですから、思い当たる原因が筋肉疲労だけだったとしても、残りの栄養不足や発症疾病の防止方法にまで範囲を広げなければ、『つる』現象を解消することはできないのです。
- 『つる』の対処方法
『つる』が起きてしまったら、まずは痛みをすぐに取りたいですね。
ここで対処法を記載しておきましょう。
まずは慌てずに楽な姿勢を取りましょう。
それから筋肉が縮んだまま伸びなくなった状態なので、縮みきった筋肉をゆっくり伸ばしましょう。
できるならつった箇所を温めてあげるといいでしょう。
陸上選手や水泳選手は筋肉疲労から足が『つる』と、まずはゆっくり筋肉を伸ばしてからホットパックなどで温めます。
緊張した筋肉を伸ばした上で、血行障害が起きないように、熱を与えて強制的に血液を循環させるのです。
血液の循環が起きれば違う場所にいた電解質や水も流れてきて乳酸も分解され、合理的対応といえます。
動けるようになったら自発的に血液を流せるように軽くストレッチするのも効果的です。
- 『つる』の防止方法
もう『つる』のは嫌ですよね?
それなら事前に防止策を練りましょう。
筋肉疲労は運動不足を解消することで防止できます。
どこかにお出かけやスポーツの予定があるようなら、事前運動をしておきましょう。
使う筋肉量にもよりますが、軽いストレッチからウォーキングやジョギングまで、必要と思える準備は大切です。
もし事前運動が出来なかった場合は、運動直後に必ずストレッチをして筋肉をゆっくり伸縮させたり、温かな湯船で筋肉をほぐしてあげましょう。
シャワーのみは体を冷やしてしまい、筋肉も縮こませてしまったり、血行障害の原因にもなりますのでお勧めしません。
日々、ストレッチやマッサージを行うこともいいですね。
栄養不足はバランスよい食事を心がけましょう。
筋肉や神経に働きかけるCaは乳製品・イワシやサバといった青魚に、筋肉の働きを調整・筋肉痛を緩和するMgはひじき・わかめ・昆布などの海藻類や豆腐・アーモンドに多く含まれます。
発汗や脱水症状などNaやKは排出がされやすいので、スポーツ飲料などを定期的に摂ることも対処法としてよいでしょう。
水自体もトイレが近くなるから嫌だと思わずに摂取しないと電解質のバランスに影響を及ぼします。
発症疾病では、「おかしい」と思ったら、一人で悩まずに専門医を受診しましょう。
既に内臓疾患罹患している方やお薬を服用している方は、筋肉疲労や栄養不足を解消しましょう。
ただし、特定の電解質が疾病に禁忌の場合もありますから、かかりつけの医師に相談をして下さい。
外傷疾患の方は圧迫された神経や歪んだ骨格筋を整えることで血流や電解質バランスが改善されたり、自律神経も正常化したり、痛みがなくなって運動しやすい状態に体が戻りますので、整形外科や接骨院、整体院、カイロなどを行う医療機関への受診をお勧めします。
(まとめ) 『つる』の別名である『こむら返り』のこむらは「腓」と表示され、「ふくらはぎ」のことを指すのですが、その現象はふくらはぎに限らず、足の裏・趾、太もも、腕・指、首、背部、腹筋など全身に起こります。
肩こりなどは筋肉疲労の最たるもの!
抹消神経が筋肉の凝りやむくみによって圧迫されることが原因ですので、首や背中に『つる』現象を体験した方もいらっしゃることでしょう。
また、妊娠中は胎児が大きくなるにつれて足の筋肉に負担がかかり、更におなかの大きさが下半身を圧迫して下半身血流が悪くなる為に、妊娠後期になると足が『つる』現象が多く現れます。
筋肉の疲労や電解質のバランスの乱れ・栄養不足、加齢による筋肉量減少、血行不良など、まずはご自身で出来るところから、足が『つる』ことを防止してみましょう!
当然、当院でも対策の施術を行っていますよ♪
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。