歯磨きが出来ない程の痛みがあったドケルバン病が3ヶ月の施術で改善された40代女性の症例報告

Kさん 43歳 女性 名古屋市

 

 

<主訴>

ばね指

 

 

<症状の経緯>

ドケルバン病の症状は当院へ初めて来院された日の1年程前からあり、朝起きると右手の親指と手首激痛が走るような状態でした。

 

きっかけは仕事が工場勤務で細かい手作業が多く、仕事終わりには腕がパンパンに張るので仕事が考えられるということでした。

 

症状は1年程前からあり痛みが出たり改善したりを繰り返していて、ここ1週間は歯磨きやシャンプーも出来ないほどの痛みが右手にありました。

 

今までに経験したことない痛みに不安になり整形外科に行くと「ドケルバン病」という診断を受けました。

 

整形外科では治療などはされずに、「サポーターを使いながら安静にして下さい」という事を言われたそうです。

 

Kさんはご自身でドケルバン病について調べて、ストレッチやマッサージをしてなんとかドケルバン病を緩和しようと頑張られていましたが、日に日に痛みが増してきてしまいました。

 

なんとかドケルバン病を改善する方法をインターネットで検索していた時に当院のホームページを見て、Kさんと同じ症状が改善しているという口コミがあり当院なら今のドケルバン病を改善できると思い来院していただきました。

 

<検査>

ドケルバン病と言っても原因は指以外のところにある事がほとんどなので、指周りだけではなくて全身を診させていただいて指に負担をかけてしまっている所を見つけるための検査から行いました。

 

初めに肩の可動域をみるために肩関節を真横から上に挙げていく外転の検査を行うと、右肩の動きが肩と平行の90度で動きが止まってしまう。

本来はこの手が耳の真横の180度まで動いてくるのが正常なので右肩の動きがかなり悪くなってしまっている。

 

左肩も同様に肩外転の検査を行うと100度で動きが止まるので、右肩よりは動くが両肩とも肩の動きが悪くなってしまっている。

 

 

<施術>

初回施術

最初は体液の循環(血液・リンパ液・脳脊髄液)を良くする施術を行いました。

この施術を行うことで右肩を外転する動きが160度まで動くようになりました。

 

体液の循環を良くするだけで、なぜ体の動きが良くなるのかを説明をして、ちゃんと体の動きの良い状態を維持することができれば今出ているドケルバン病は改善するという事を伝えて初回の施術は終了しました。

 

 

 

【施術2回目(初回から3日経過)

初回の施術後は、仕事後の腕の張りと朝起きた時の指の痛みが少し軽減したと喜んでいただきました。

 

このままだと症状がもっと強くなり、日常生活を普通に送る事は出来ないのではないかという不安があったが指の痛みが少し改善して気持ちも楽になったとおっしゃっていただきました。

 

また今日も体の動きを見る検査をすると肩の外転の可動域は120度まで動くようになっていて施術前から前回よりも30度肩が外転するようになっている。

 

前回と同様に体液の循環をよくする施術を行っていく。

そうすると180度まで肩が外転するようになる。

 

そしてこの体が動くようになった状態を維持できるようになれば今よりもドケルバン病は改善するという事を伝え2回目の施術を終了しました。

 

 

 

 【施術3回目(初回から10日経過)

施術して2日くらい指の痛みを感じず過ごせたけど、3日後からは少し痛みがあったとのことでした。

検査すると肩の外転の動きが140度まで動くようになっている。

 

今回はいつもと同じ循環の施術に背骨の硬さを柔らかくする施術も加える。

その施術を行うと肩の可動域が180度まで挙がるようになりました。

 

背骨が硬くなることが原因で症状がでることに驚かれていました。

普段からあまり運動をしていないという事だったので、運動量が少なくなると背骨が固くなってくるため、今後はこういった細かい部分も見ていく必要があると伝えました。

 

 

 

【施術5回目(初回から38日経過)

以前のように強い指の痛みが出るという事はなかったが、寝起きは少し痛みがあるということでした。

背骨の固さは戻りやすかったのでセルフケアも必要だと思い背骨を動かすストレッチを伝えました。

 

 

 

 【施術15回目(初回から115日経過)

10回目以降からは痛みはほとんど感じない。

寝起きに少し違和感はあるがそれもすぐにおさまるということでした。

 

しかし、右肩の外転の動きは170度ほどで、正常な可動域は180度まで肩が挙がってくるのでまだ完全に良くなっているわけではないということをお伝えしました。

本人も以前のように手首や指の痛みは気にならなくなってきたけど今後、再発しにくい体にしていきたいという要望もあり、このまま継続して施術を続けていくことになりました。

 

 

 

<今回の症状のまとめ>

今回の症状は、体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環が悪くなり、固くなってしまった肩関節の固さが原因でドケルバン病の症状が出ていました。

特にKさんの場合は肩関節の動きが悪くなっており、動きが悪くなった肩関節をかばうためにその近くの腕や指の筋肉や関節の負担が大きくなりドケルバン病になってしまっていました。

 

実は今回のKさんのように痛みが出ているところに問題はないという事も多いです。

当院では他院にはないような、様々な視点から施術を行います。

 

 

「歯磨きやシャンプーなどの日常生活で痛みが出てストレスを感じている・・・」

「手術を勧められるが手術はしたくない・・・」

などでお困りの方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡ください!!

 

 

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著作者  永海 亮

柔道整復師の学校を卒業し、そら整体院にて日本一の熱意で不調に悩まれている患者さんを診ており、小学生からお年寄りまで幅広い患者さんに対して施術をおこなっている。今でも自分自身のスキルアップのためにも毎月セミナーや勉強会に参加し一人でも多くの患者さんの悩みを解決できるように技術を高めている。