ｓさん　50代　女性　名古屋市天白区

 

<主訴>

右首の痛み、左手中指の痛み、曲げずらさ、力が入らない

 

<症状の経緯>

2年ほど前から、お母さんの介護が始まり、人を支えたりする機会が増えていき、右首を少しでも回すとズキッと痛むようになったとのこと。

あまりに治らないため1年ほど前に整形外科に行き、M R Iをとってもらい軽いヘルニアと言われたそうです。

処方として痛み止めをもらい、同時に牽引による施術を開始。

約1年ほど通院したが、症状は変わらず、左手中指の痛み、曲げずらさ、力が入らないという症状が出てきてしまったとのこと。

お椀を落としてしまう、ペットボトルの蓋を開けられない、フライパンが持てないなど、日常生活にかなり支障が出てきてしまい、このままでは自分も介護を受けることになってしまうと思い、当院に来院されて症状が改善された患者さんの紹介で来院されました。

 

 <検査>

首の可動域は、右に回すと２０°程度、左に回すと１０°程度で右首に痛みが出て動きが止まる。

 

<施術>

 

初回施術

最初は体液の循環(血液・リンパ液・脳脊髄液)を良くする施術を行いました。

この施術を行うことで首の回る角度が右に回す時は４５°、左に回す時が２０°まで痛みは残るが回るようになった。

 

体液の循環を良くするだけで、なぜ痛みが改善するのかを説明をして初回の施術は終了しました。

 

 

【施術2回目(初回から３日経過)】

初回の施術後に好転反応として背中の痛みが出てきたとのこと。

整形外科では施術後に何も変わることがなかったため、違うところに痛みが出たという決して良い反応ではなかったのですが、逆に体が反応しているから出るもので、ここに通えば良くなると思えて、ここに来るのが楽しみだったと話してくれた。

正直痛み自体は最初と変わっていないということだった。

 

検査をすると首の可動域は、施術前の状態まで戻ってしまっていた。

前回と同様に体液の循環をよくする施術を行っていく。

 

そうすると前回と同じように右に回すと４５°、左に回すと２０°まで動くようになった。

そして、前回の施術から、なぜ痛みが変わらないのかと、なぜ好転反応が出てしまったかの説明をして施術を終了しました。

 

 

 【施術3回目(初回から７日経過)】

前回のような好転反応は出なかったとのこと。

首の痛みは相変わらずだが、左手の中指の痛みは軽減してきて、フライパンが持てるようになったと嬉しそうに言ってもらえました。

 

検査すると前回は施術前まで戻ってしまっていた首の可動域は右に回すのは４０°、左に回すのは２０°まで痛みは残るが回る状態だった。

 

今回はいつもと同じ施術に背骨の硬さを取る施術も加える。

その施術を行うと首の可動域が、右に回すのが６０°、左に回すのが３５°まで回るようになりました。

 

このように、背骨が硬くなることが原因で症状がでることに驚かれていました。

普段、介護でストレスを抱えており、ストレスから背骨の硬さが出て、自律神経の乱れも起きてきており今後はこういった細かい部分も見ていく必要があると伝える。

 

 

【施術5回目(初回から20日経過)】

施術後２、３日は首の痛みが、楽になってきたとのこと。

右手中指の痛み、曲げずらさ、力が入らないという部分に関しては、あまり気にならなくなってきていて、物を持つ、ペットボトルの蓋を取るなど日常生活に支障がなくなってきたということでした。

 

ただ、まだまだ首の部分で良い状態が維持出来ていないため、介護に疲労やストレスなども強く、施術後の状態を維持するためにセルフケアも必要な環境だったので自律神経を整えるために何をしていったら良いのかを伝えていきました。

 

【施術1４回目(初回から８０日経過)】

首の痛みは無理をして必要以上に回さなければ、右首の痛みは感じない。

左手中指の症状に関しては施術５回目以降は、感じることはなくなっていた。

 

来院された時の症状は、普通に生活する分には問題なく改善したとのことでした。

しかし、首の可動域は左右とも８０°ほど回すと、右首に若干痛みが出ていて、正常な可動域は９０°（鼻の頭が真横に向ける）まで回るので、まだ完全に良くなっているわけではないということをお伝えしました。

 

本人も痛みは気にならなくなってきたけど、もっと首が回せるようになりたい。

今後、再発しにくい体にしていきたいという要望もあり、このまま継続していくことになりました。

 

<今回の症状のまとめ>

今回の症状は、体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環の悪さと背骨の固さが原因になっていました。

Sさんは、介護により力を使う事が増え、元々力があったわけではないので、体全体を使いながら頑張って介護をしていて、ストレスも大きい生活でした。

ストレスがかかると、防御反射として背骨が硬くなることがあります。

そうなることによって、だんだんと首や背中や腕の筋肉も硬くなり痛みがでてしまうのです。

 

「痛みが薬を飲んでも良くならない・・・」

「痛みがあり、毎日の生活がストレスになっている・・・」

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そら整体院の院長の山川です！
ひとりでも多くの患者さんを救っていきたいという思いで施術をおこなっています。
この整体というお仕事は、僕の天職だと思っています！
どこに行っても良くならなかった方や体の不調でお困りの方、お気軽にご相談くださいね！