頭痛にならないための生活習慣
片頭痛をおこす引き金ともなるアレルギー。
花粉症やアレルギー性鼻炎などは、副鼻腔の痛みから頭痛の症状がでることもあり、アレルギーの症状と片頭痛の症状は区別がつきにくいといわれています。
また、副鼻腔炎の抗ヒスタミン剤が片頭痛にも効果があることから、副鼻腔炎の治療中は片頭痛が見えにくくなることもあります。
副鼻腔炎が改善しても頭痛がのこる場合は片頭痛を疑ってみたほうがよいかもしれません。
慢性的な頭痛の予防のためにも、アレルギーの原因を室内に入れない工夫をしたいものです。
花粉が飛ぶ時期は玄関近くに空気清浄器を置き、部屋に花粉を入れない工夫はもちろんのこと、ハウスダストやダニアレルギーにも気を付けたいものですね。
実はとくにダニアレルギーは重症になることもあり、ダニそのものより死骸や糞の方が有害といわれています。
アレルギーが起きやすい生活習慣チェックリスト
・朝食や昼食を抜くこともある
・ダイエットをしているまたはしていた
・部屋を1日中閉めきっていることが多い
・カーペットや畳が多い
・粘着テープだけで掃除をすませることが多い
・布団をひきっぱなしにしている
・不要な段ボール箱や新聞、雑誌などを置いたままにしている
部屋の換気を十分行い、掃除機をかけるだけでなく、ぬいぐるみをベットに置かないことや、カーペットや畳ではなくフローリングにするなど、ダニが好む環境を根本から改善することが重要ですね。
頭痛を予防する食事
生理痛とともに頭痛がおきてしまう人は、大豆食品や和食を積極的に取り入れてマグネシウムやビタミンB2を摂取すると、女性特有の症状の緩和につながります。
マグネシウムは筋肉や神経の働きを助ける効果や、ビタミンB2は美肌効果も期待できます。
ビタミンB2は緑黄色野菜や豚肉、玄米、ごまなどにも含まれています。
ただし、中には豆類が頭痛の引き金になる場合もあるため、既に片頭痛の症状がある場合は調節しながら、問題ないことを確認すると安心でしょう。
その他に毎日の食事も頭痛の引き金になることがあります。
気を付けたい食べ物を取り上げてみます。片頭痛の人全てに当てはまるものではありませんが、もし、これらの食べ物を摂取した際に頭痛や体調の変化があれば、様子をみて摂取を控えるなど、調節してみましょう。
・ピーナッツ
・ソーセージなどの加工した肉類
・アルコール
・コーヒーなどのカフェインが入った飲料
・チョコレート
・人工甘味料
・柑橘類
頭痛の要因になるからこの食べ物はダメと、決めつけるのではなく、和食中心のバランスがとれた食事をとったうえで、少しずつ好みの食事を足していき、症状を確かめていく方法をおすすめします。
食生活を徐々に変えて、ストレスにならない方法を考えていきましょう。
セロトニンを増やす生活習慣
抗うつ剤に含まれているセロトニンに作用し、片頭痛に効くとのことですが、できれば普段の食事や生活習慣の中で改善できる方法もみつけていきたいですね。
生活習慣の中でセロトニンを増やすには、朝日を浴びるほか、感動した時は声に出して自分で再認識することも効果があるといわれています。
また、ウォーキングや軽いサイクリング、食事ではトリプトファンを多く含む食材を取り入れるとよいでしょう。
特に生カツオにはトリプトファンや鉄、ビタミンB6も入っています。
ビタミンBを多く含む麦ごはんや、マグネシウムも含む玄米に生カツオをのせて頂くとより効果が期待できそうです。
オキシトシンを増やす生活習慣
オキシトシンは相手とのスキンシップで幸せを感じた時に出る幸せホルモンといわれており、相手を思いやる気持ちや、赤ちゃんを抱っこしたときに感じる感情がオキシトシンを増加させます。
相手とは人間だけでなく、愛犬や愛猫など、好きな動物との触れ合いも含まれています。
ただ、やみくもに触れ合うのではなく、自分がほんとうに幸せを感じる相手に対しての愛情が必要なようです。
と、今日は体のホルモン系についてのお話でした。
頭痛はあらゆる原因によってでてきます。
頭痛薬が手放せない・・・という事があってお困りでしたら一度お気軽にご相談くださいね。
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