ストレスと肩こりの関係について
最近は「ストレス化社会」により、ストレスにより様々な体の症状が出る事が多いですね。
私達が毎月学会や勉強会に出席する時も最近はほぼ毎回ストレスと体に関しての講義が行われています。
肩こりはレントゲンやMRIなどの検査で診断が出ないため、原因不明となることが多いようです。
医療の分野では肩こりのように骨に異常がなく、数値的な診断が出ない場合、精神的なものとみなされるため、根本的な解決には至らないことも。
中には病院を複数あたっても、肩こりの治療法が見つからずに悩み続けているというケースもあるようです。
精神的な側面でも起こる肩こり
原因がはっきりしない肩こりなどで、医師から精神的なものやストレスを解消するようにすすめられたとき、どのように対処しますか?
「精神科に通う!」と思われた方はちょっと待ってくださいね。
そもそも、ストレスをためやすい人はネガティブに物事をとらえる傾向にあると思われていますが、ポジティブに物事をとらえる人も要注意です。
・自分だけでものごとを解決するなど、自分だけで背負ってしまう責任感の強い人
・完璧に物事をこなすなど、几帳面な人
・自分より相手を気遣う、心の優しい人
・何事にも前向きに取り組み、向上心の強い人
・勉強熱心で、努力を怠らない人
このようにポジティブに物事をとらえる人は前向きになりすぎて空回りしてしまうなど、ストレスが大きすぎて抱えきれない時のストレス解消法が必要です。
「私は大丈夫!」と思われるかもしれませんが、一度自分を俯瞰的に見つめなおす時間を作りましょう。
うまくストレスをコントロールできると、仕事の効率が上がり、ステップアップにもつながりますね。
季節とストレスと肩こり
春や秋はなんとなく眠気が取れずに、すっきりしない日々が続いた経験はありませんか?
「春眠暁を覚えず」という言葉で表現されるように、季節の変わり目の急な気温の変化でストレスを感じ、自律神経が乱れ、知らず知らずのうちに疲労がたまってしまうこともあります。
肩こりや腰痛、なんか体が重たいなとかすっきりしないなという感覚がでてきますね。
また、夏や冬は室内と外気の気温差による「自律神経の乱れ」にも注意したいものです。
夏はクーラーのきいた涼しい室内と外気との温度変化に体がついていかず、冬場から春先にかけては冬季うつにも気をつけたいところ。
特に女性の方は自律神経の乱れによる不調が出やすいのでご注意くださいね。
季節に応じたストレスに賢く対処し、肩こりを予防したいものです。
歯を食いしばる癖がある人
どちらかといえば男性に多いタイプです。
ストレスを感じる場では、心も体も緊張してしまいます。歯を食いしばる癖がある人は、常に臨戦態勢にあり、体の緊張を継続しているようなもの。
体に不要な力をかけ続けることにより、首などの筋肉が疲労し、肩こりを誘発しやすくなります。
疲労が継続すると自律神経が乱れ、寝不足や慢性疲労、肩こりや腰痛につながることもあります。
歯の食いしばりは自覚していない人も多く、他人から見ても分かりにくいものです。
気付いた時にかみ合わせをゆるめ、改善していきましょう。
緊張しやすいタイプ
上司や目上の人と会話をし、緊張した経験がある人も多いのではないでしょうか。ましてや人と接することが苦手な人は、知らない人と会話をするだけで緊張するかもしれません。
そもそも緊張すると疲れてしまうのは、過剰なストレスにより体の筋肉が緊張してしまうことが原因の一つ。
緊張し、筋肉が疲労することで体がこわばり、肩こりを引き起こしやすくなります。
緊張しにくいタイプ
現代では何かしらストレスがあるもの。たとえ緊張しにくい人でも仕事上のストレスや、レジで並んでイライラしてしまうなど、日常のささいな不満を感じることもあるのではないでしょうか。
ストレスは環境や本人の考え方が大切。
本当はあがり症なのに、自分は緊張しないと思い込んでいる複雑なケースもある為、一概にはいえませんが、刺激がなく、学習することがなければ脳は衰えてしまうもの。
緊張する場がなく、ストレスが全くない環境もストレスを生み出すと考えられています。
定年退職して自由な生活になると、やるべき仕事がなくなり急に老け込んでしまうなど、家にこもりがちな人よりも、外に出てコミュニケーションをとる人の方が認知症になりにくいというのは良く知られている事ですよね。
たとえストレスの少ない自由な環境を手に入れたとしても、時間を忘れて楽しめる趣味をみつけ、軽い運動を取り入れるなど、生きいきと毎日が過ごせる方法を見つけていきましょうね。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。