こんにちは。
名古屋市天白区そら整体院、宮田です。
夜あまり眠れないみなさん、
「寝つきが悪い時は寝酒がいいよ!」こんなアドバイスを受けたことはありますか?
確かに、お酒を飲むとウトウトするという人は多いですよね。
寝酒は、海外でも“ナイトキャプ”という俗称で広く知られています。
しかし、実は、“心地よい眠り”と“寝酒”の関係性が改めて見直されてきています。
眠りに入るためにお酒を飲むことは、正しい眠り方としてあまり勧められないようになってきているのです。
ここでは、皆さんが正しい方法で快眠できるように、寝酒の問題点と快眠のためのアドバイスについて説明していきます。
◆なぜ寝酒は良くないのか?寝酒が良くない3つの理由
お酒には身体の緊張をリラックスさせる効果があります。
このことから、寝酒に一定の入眠効果があることは事実です。
にもかかわらず、なぜ寝酒は勧められないのでしょうか。
3つの理由から見ていきましょう。
①アルコールはむしろ“脳を目覚めさせる”
ご存じの方も多いかもしれませんが、お酒の主成分はエタノールというアルコールの一種です。
このエタノールに、身体の緊張をリラックスさせる効果があるのですが、摂取のし過ぎはむしろ身体を目覚めさせてしまうのです。
詳しく説明すると、心地の良い眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠のバランスで保たれています。エタノールはそのバランスを崩す要因となり、中途覚醒(途中で目が覚めること)を引き起こしやすい状態にしてしまうのです。
また、エタノールにより生成される、アセトアルデヒトという成分も快眠を妨げる要因です。
心拍数上昇・血流の活発化などの働きがあるので、脳が目覚めやすい状態に陥り、結果、深い眠りを妨げることにつながります。
②依存してしまう危険性がある
「寝酒により快眠できたことが何度かある」という人は少なくないでしょう。
この経験が数回なら問題ないのですが、これが習慣化してしまうことはとても危険です。
アルコールは脳に快感の刺激を与えるため、依存する可能性が高いからです。
寝酒を続けることは、“お酒を飲まなければ寝られない身体”に自分で近づけていることと同じです。
そうなると、無意識のうちに飲む量が増え、入眠は良くても、中途覚醒しやすい身体になってしまうのです。
酷いケースではアルコール中毒に陥ります。
③呼吸を妨げる=快眠を妨げる
睡眠時、いびきをかきやすい人や無呼吸状態になりやすい人には、特に寝酒はおすすめできません。
理由は、“無呼吸状態を生じさせやすくなるため”です。
アルコールには血行や筋肉を弛緩させる働きがあります。
睡眠中に、舌や喉の筋肉が緩むと、空気が通る道(気道)が塞がりやすくなり、いびき・無呼吸状態を引き起こします。
その結果、身体と脳が異常を感じることで、快眠が妨げられるのです。
◆正しく快眠するためにはどうすればいいの?
正しい快眠を実現するためには、“リラックスさせる方法を見つけること”です。
いくつか例を挙げると…
・寝る前にクラシックやジャズなどを聴く
・入浴や飲み物などで身体を温める
・気になる用事を片付けてから床につく
・アロマやお香などで身体をリラックスさせる
・自分に合った気持ちの良いマクラを使う
という感じです。
特に、マクラが体に合っていないと、イライラしたり、ポジションが決まらず寝付けない・・・
最悪、慢性的な肩コリなども発症してしまう、なんてこともあります。
方法は人によってそれぞれかと思いますが、自分のストレス解消法や心を身体をリラックスさせる方法を知っていることが、寝酒に頼らずに快眠を導くことにつながります。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。