こんにちは!
名古屋市天白区の宮田です。
みなさんは、「脊柱管狭窄症」という病気を御存じですか?
近年、パソコンやスマホを使うことが多く前かがみの姿勢、いわゆる猫背が増えてきており、長年の姿勢の悪さからこの「脊柱管狭窄症」になる方も多くなってきました。
今回から何回かに渡って、実際に「脊柱管狭窄症」になってしまった患者さんの体験談を交えながらお話をしていきたいと思います。
◆脊柱管狭窄症とは
背骨(脊椎)は首から腰に7個の頸椎と12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨、尾骨でできています。
脊椎は、椎骨という骨がひとつひとつ積み重なっていて脊柱管を形成していまが、その中を神経が通っています。
脊柱管狭窄症とは、何らかの要因で脊柱が変形して狭くなり、神経を圧迫して足や腰に痛みやしびれが生じる病気です。
◆脊柱管狭窄症が起こる原因と3つのタイプ
この病気の原因は、先天的なものと後天的なものがあります。
先天的に脊柱管が狭いために発症することもありますが、
ほとんどの場合は加齢により脊柱管が狭くなって、50~60代になって症状が現れます。
脊柱管狭窄症には3つのタイプがあります。
・神経根型は、体の左右どちらかに症状が現れます。
神経は脊髄から左右に枝分かれして伸びていますが、その神経が圧迫されて足や腰に痛みやしびれがでます。
また、間欠性跛行といって長時間歩き続けると足腰に痛みやしびれが起こり、しばらく休むとまた歩けるようになるといった歩行状態になります。
・馬尾型は、脊髄の末端の馬尾という神経の束が圧迫されて症状が出ます。
両側の足腰に痛みやしびれが出て、足が冷たくなったり熱くなったり足の裏に感覚異常が見られます。
また、頻尿や便秘などの症状も見られます。
・神経根型と馬尾型を両方の症状が出るタイプです。
神経根と馬尾の両方が圧迫されて、さまざまな症状が出ます。
この患者さんの場合は、どうやら混合型のようでした。
どうやらというのは、整形外科でレントゲンやMRIを受けても、医師による詳しい説明はほとんどなく、パソコンの画像と模型を見ながら「これは外科的な手術が必要です」「このままではどんどん悪くなっていきますよ」といった答えが最終的な結論だったそうです。
◆脊柱管狭窄症の前触れは?
・少しの段差でつまづきやすくなります。
・長時間立っていたり歩くと腰が痛み、足がしびれます。
・足の裏に絶えず何かが張り付いているような感じがします。
しかし、この症状は椎間板ヘルニアと同じような症状です。
もし、腰や足に痛みやしびれなどの違和感を感じたら、セルフチェックをしてみましょう。
一般的には直立に立ち、前屈した方が楽な場合は脊柱管狭窄症で、後屈した方が楽な場合は椎間板ヘルニアの疑いがあると言われています。
◆まとめ
ほとんどの人が自分の体にトラブルがあった場合、病院に行くと治るものと思いがちです。
しかし、人の体はそれぞれなので、手術をして痛みやしびれがなくなった人もいれば、痛みは取れたものの、しびれだけが残った人もいるようです。
ちなみにこの患者さんの場合は、整形外科で脊柱管狭窄症のため要手術と診断されましたが、即断を下さず、取りあえず生活習慣を見直して見ることにしました。
お電話ありがとうございます、
そら整体院でございます。